4月4日大竹まこと ゴールデンラジオ! ゲスト 森永卓郎(経済アナリスト、獨協大学教授)

#その他文化活動

冒頭は講演先の盛岡で地域振興策を尋ねられたので「盛岡城を建てる」べきだ、といったら凍りつかれたとのこと。しかしこれは私は賛成です。江戸城が順番から言うと先でしょうけどね。ちなみに奏楽堂は最低移築するべきだと考えています。

本題は鴻海によるシャープの買収について。

「偶発債務リストはとてもおかしい」とのことで「大津波が来て工場が壊滅する」とかそういうのも偶発的債務リストに含まれているのだそう。

偶発債務リストが出てきたがこんなことはあり得ないことだ、という話。

1000億円なんて国家的損失だ。なぜ直前に偶発債務リストが出てきたのかということを徹底追及しなければいけない、とのこと。これは本当に責任が重いはずなのに、シャープにおいてもメディアにおいても全く責任を追及しようという動きが無いのがとてもおかしなことです。

森永さんは官民ファンドが買った方が良かった、という意見。

なんで産業革新機構が出て行かなかったのか、といぶかしがる森永さん。
ただ、鴻海とシャープが揉めたところで一応最後まで産業革新機構は待っているということは言っていましたよね。このラジオでは言っていませんでしたけど。ただそれではいかにもやる気が無いということなのでしょう。

条件面でその時点でとんとん以上とも言われた産業革新機構の案を歯牙にもかけないのも不自然です。もうシャープが議決しちゃったから、という話だったということですが。

私が思うに、得をしたのが誰か、というと、免責されたシャープの首脳なんですよね。鴻海に産業革新機構を大きく上回る額を出してもらって責任を逃れたいのだが鴻海はそこまで出せない。なので最初に鴻海側に吹っかけてもらって、産業革新機構が引いた隙を狙って偶発債務があったということにして鴻海が出せる金額まで戻したのではないか、などというシナリオが浮かぶのですが、森永さんは一切そういうことは言っていませんでしたね。

産業革新機構とはどのようなものなのか報道されない、ということで、確かに皆無でした。これもニュースの肝なのにおかしなことです。

「官民ファンド」といっても政府資金が95パーセントで政府そのもの。顧問をしている82歳の吉川弘之氏は森永さんが東大に入学したときの東大総長らしく、「私もかなりジジイですけど」と森永さん。この前以前のニュースステーションの森永さんの映像をみかけたんですけど、あんまり変わっていないですよね。ずっと年齢不詳というか。
やっぱり髪の毛がある分若く見えているんだと思う。地毛なのかどうかまではわかりませんが。

お飾りでちょっとフットワークが悪く鴻海と競り合えなかったのでは、ということ。

そういうのはあるのでしょうけど、それで済まないブラックな裏事情を感じざるを得ない不自然な買収だっといえるでしょう。

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