4月3日サンデーモーニング

#その他文化活動

の「風を読む」はネットの善悪についての特集。

ネット特集をやるなら、「NHKニュースウォッチ9 2013年5月28日火)放送 ネット選挙運動解禁で…」(該当記事はリンク切れ)という報道もされて反響を呼んだ自民党のネット対策の報道は欠かせません。

ネトウヨ書き込みの相当の部分は自民党の対策室からのものだともいわれます。
実際そうなのだと思う、滅茶苦茶な論理や思い切った品性のなさは仕事だと考えると納得いく面があります。

ネトウヨは一定数いるのは確かで説き伏せた方が良いと思っていたんですけど、仕事で書きこんでいる人間をかまっても何の意味も無いので、無視するのが一番という結論になるんでしょうね。

ここ数年は生身の人間の生身の意見だと確認しない限りは相手をする気が無くなったし、それでさえ自民党のネット工作をオウム返しに繰り返しているようなのは相手にする気になりません。実際それが正しいのだと思う。

自民党のこのような行動は極めて重い倫理違反です。そうでなくてもですが政党交付金すら貰っているのです。
法律的に禁止するべきだ。(その前段階の代案としては、どうしても書きこみたいというのなら身分を明かすことを絶対条件にするべきです。)

原発事故後も明らかに電力会社の社員としか思えないような書き込みが散見されましたけど、
「再稼働審査で公聴会 規制委方針 公平性に危うさも」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2014022002100003.html)や
「公聴会動員 東電「43人」 05年、福島で開催」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013070402100015.html)(これらニュースはどこもリンク切れが多く、東京新聞のものしか残っているものは発見できませんでした。何の責任も問われていないのに、それをまるで問題にせず、過去のニュースとして振り返る気も無いのは犯罪的な行為を幇助するものであって、腐りきっています。本当に原発事故当時の重要事件の記事は(もはや)リンク切ればかりで、振り返ることが容易ではない状況になっています。時間的なものだと新聞側は言うのでしょうが、東京新聞が残しているので、そういった反論は当てはまらないといえます。姿勢の違いなのです。それは例えばこのサンデーモーニングに出ている岸井成格氏などに端的に責任があります。
ジャーナリスティックな使命を本来まったく負っていないまとめサイトにむしろそういった記事が残っているのは皮肉です。)

のように体質として染み付いている電力会社であればやっていない方がおかしいくらいです。

地域独占の会社による利益がここにつぎ込まれているのであって、性質としては公金です。
こちらも法律的にこのような活動を禁止するべきだと考えます。

ニコニコ動画のコメントなどにもそういった傾向の書き込みが多く、社会面でも取り上げられる問題になりましたけど、野放しにしているのはニコニコ動画と自民党のコネクションの関係でしょう。

ドワンゴは本当に許しがたいです。

利益以外に何の指針も無い日本の若者(?)文化を代表する企業存在だと考えています。
そしてそういった存在が量産される責任はそれを育ててきた大人たちにあるのです。

宮台真司さんとか最近の若者の体たらくを盛んに嘆いていますけど、上の世代の倫理的態度、倫理に対する思想が若者に反映しているのであって、宮台氏はその中でも一番責任が重い一人だと考えます。

最低限の倫理は民主主義の基礎です。宮台氏は民主主義を語りながらもっとも民主主義を衰退させているわけで、とても皮肉なことです。

また、最近は「自らを律して」とか盛んにいっているようですけど、若いときはやりたい放題やって歳をとるとそういうことを言い出すのは、半端人間の老害の典型的なパターンですよ。
(私もたくさん反駁しているようにポスト・モダン的な生き方に対する反論が集積しつつあるというのはあるでしょうけどね。)

結論として、これはちゃんとマスメディアが取り上げて、世論をもって禁止まで追い込まないと世論誘導されて取り返しのつかないことになると考えます。

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