ではSMAPの問題に続いてブラック企業の問題を特集。
番組内では特に関連付けて伝えていませんでしたけど、問題の構造が似ていてびっくり。
SMAPのようなトラブルがあった場合、欧米では調停機関があってそこに申し出るそうなんですけど、日本には恐らくそれが無い。声を上げた時にはやめる決意が無くてはならない状況です。
一方でブラック企業ではワタミの元社員が出ていましたけど、一日十一時間労働で手取り20万程度。しかし、初めての入社なのでこういうものなのかなということになり、特に法律について教えられることも無く、団交したり、訴えるという発想にならないのだそうです。
また中途採用が難しく、再チャレンジが難しい風土が、ブラック企業の横行を招いてます。
どちらも会社と社員のトラブルの間に、第三者機関が介入できず、会社側の、不満があれば辞めれば?という態度が共通しています。
課徴金の少なさなど政府の怠慢が指摘される一方、番組内でも終身雇用の良さは生かされていくべきだという意見がありましたけど、もしかして根本的な制度そのものは悪くないのかもしれない。
しかし、グローバリズムというのか会社を取り巻く環境の中で、現状の日本の制度が何か悪い方に歯車が回っていってしまっているのは感じます。
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