荻上チキ・Session-22 2015年12月23日(水)最高裁の「夫婦別姓、認めない規定は合憲と判断」を読み解く

#その他文化活動

夫婦別姓の問題についてはいろいろな意見が。

サンデーモーニングでは造園家の涌井雅之氏も、家族が崩壊するかもしれない、と選択的夫婦別姓に反対の立場。
この世代は駄目ですね。今回の判決は全員60代が出しましたが、これが団塊のファイナルアンサーといえるでしょう。

「荻上チキ・Session-22 2015年12月23日(水)最高裁の「夫婦別姓、認めない規定は合憲と判断」を読み解く」では木村草太氏は、事実婚と法律的な結婚の格差を埋めるべきだ、と主張。

欧米とかそういう感じですけど、あちらのそういった法律は一度結婚すると離婚しづらいキリスト教文化が下地になっているんですよね。

日本において、事実婚を充実させる意義が私にはよくわかりません。法律的な結婚を多様なパートナーシップの形を包摂できる制度設計にするのが本筋ではないでしょうか。

「最高裁は選択的夫婦別姓に理解を示している・憲法学者の木村草太氏が「同姓合憲」判決を解説」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151220-00010001-videonewsv-soci)では木村草太氏は別姓を可能にするように強く後押ししているとして最高裁の判断を高く評価。しかし政治がやるはずもなく、後押ししたところで私は意義を感じません。

「高浜原発、再稼働容認 福井地裁、差し止め決定取り消し」(http://www.asahi.com/articles/ASHDR63F1HDRPGJB00K.html)で危険を指摘しながら何も手を打たないようなのと本質は同じだと思う。

事実婚では無く法律婚を選択した時点で同姓になるということを受け入れたはずだという主張ですが、日本で事実婚が法律婚の代わりになるような位置づけがされているとはいいがたく、そのような選択がそもそも成立していないと考えます。また、上のような理由でそのような社会構造を目指すべきだとも思いません。結局は法律婚を良質なものにしていくことが重要です。

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