13日の大竹まことさんのラジオのゲストは金子勝さん。
まずは、年金の株式運用について。
「人の金で博打するようなもんでしょ」と室井さん。
その通り、ということで、国の予想で当たったことはない。出生率も年金の見通しも賃金予想も全部外れた、とのこと。
つぎ込む動機として、株価が上がると支持率が上がる、という金子さんの得意な説を。
市場にじゃぶじゃぶお金が出れば株価は上がるのか、という室井さんの問いに対して「本格的なバブルは神話ができないといけない。」とのこと。
金が燃料で神話が火の関係にあるとのこと。
「企業との癒着」はないのか、と室井さん。日銀が電力債を買っていたりいろいろあった、とのこと。
そういえば、NHKの電力債購入は大きなスキャンダルなのに失言騒動等々で影がかかりつつあります。
続いては今までも効果がなかった法人減税について。
週刊誌で見てびっくりしたけど、企業は法人税は払わないのにキチンと献金してんのね。と室井さん。実に酷いし、大手メディアが取り上げませんので皆が知りません。
本当にこれはどうしようもない政策です。この日の朝のラジオによると、欧米はのきなみ日本より法人税が高く、法人税を下げるのは発展途上国の政策だ、とのこと。
いわゆる政官財の癒着であって、そもそも本質的に「政策」ではないのでしょう。
朝には、せめて設備投資をした所に軽減をするとかそのような政策にしたらどうかと言っていましたが、それが次善でしょう。
企業にとってはそれすら面倒くさいことなのでしょう。強欲はあっても生命力には欠けますからね。それがトライアングルの中で政策に反映されているのだと思います。
最後は鰻が高いのであなごを食べるかという話になって、けちだとかどうとかと話していましたけど、あなごではまだ高いくらいであって、今の庶民の間ではさんまのかば焼きがブームの兆しです。このことは亡くなられた経済評論家の金子哲雄さんにとっては、欠かせない情報だったろうと思います。
これは結構旨いです。かば焼きは鰻という資源を何とか生かそうとしておいしい食べ方が開発されたものなのだろうと思うのですけど、その資源が無いのだから自然に他のある資源を利用しようというのが日本の心であろうし、仏教語で言えば知をもって足るを知るということだと思います。
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