4月4日のモーニングバードの玉川さんのそもそも総研では前回からの流れでグリーンピアを取り上げていましたけど、やはりこういうものが作られてしまうシステムに対する切込みが薄かったと思います。現地取材は非常に丹念なものでしたが。
よほど社内に触れてはいけないような雰囲気があるのか、もしくは思いつかれないのでしょうか。
田中角栄がゴーサインを出したとのことで最初に紹介されていましたが、そういった官僚の思惑があって、角栄は許可を出しただけともいえるでしょう。もとより角栄の政治的な性向にそういったものが含まれていたことは看過できませんが。
公務員、特に厚生労働省は(試算を出した人間、建設する決断を出した人間に責任をとらせた上で)年金を無しにする位の事があって当然といえるのではないでしょうか。人材の劣化を心配する人がいらっしゃると思いますが、こういう事業を観てもこれ以上に劣化しようが無い、むしろ澄んだやりがいのある職場に優秀な人材が集まるだろうと思います。
KKRホテルは今調べてみたのですけど、グリーンピアと比べるとそもそも立地が違いすぎると思います。
KKRは官僚の頭脳で黒字になっている、というような〆でしたが、ただ単に条件の良いところを自分たちに割いただけなのではないでしょうか。
採算の取れやすそうな事業は自分たちの年金でやる事業に割り振って、そうではない物を国民の年金でやったということでしょう。
そういったところも含めて非常に、誤解を招く、公務員に「やさしい」特集になってしまっているのではないかと思います。
そもそも、KKRホテルを国でやる必要があるのか、というととても疑問で、報道機関としては、手腕を称えるのではなく、民間に任せたら良いのではないか、と提言するのが筋だと思います。
それにしても、新自由主義の政権の「民営化」の内実が良くみえて来る、事業だと思います。
NHKも民放でも出来る事をたくさんやるようになりましたけど、NHKのみならず、日本の政府周辺の傾向のひとつがそこに表れていたのだと理解できます。
玉川さんは沖縄でのメディア訪問についても、本土の人は説得だと思っている人が多いと思う、という前提で話し始めましたが、圧力だと考えている人は多いですし、先ほど書きましたように説得の文脈でどうしても報じようとしているのはテレビなのです。
こちらのスタジオでは沖縄の県民は圧力であると受け止めているという事を言っていましたね。
政権の性格からいっても、基地は山口に持っていくのがひとつの筋なのではないでしょうか。
「脱原発でも電力輸出超過 ドイツ前年の4倍」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013040302000239.html)という記事も今更ながらですけど、特に原発事故の直後は事実ではないドイツがフランスの原発に依存しているという報道がたくさんありました。
iSPの誤報をあれだけ大きく取り上げるなら、こちらはその五倍くらいの規模で取り上げるのが本来なら当然だと思います。
4月5日の朝の文化放送では、井筒和幸監督が学生の頃から原発には反対していたと相当吼えていましたけど、だんだん言いやすくなってきたのか、井筒監督がしっかりしているのでしょう。活躍の場が広がることを願います。
「福島第一原発3号機 燃料プール冷却停止」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130405/k10013702651000.html)の当日のニュースはこのことが無かったかのようなどうでも良いニュースばかり。
テレビは変わらないどころではなく、あらゆる倫理違反に無視を決め込んで、何もなかったかのようにこれからもやっていくつもりなのではないでしょうか。
「<福島除染作業>おかず野菜だけ 手当除くと日当1000円」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130404-00000097-mai-soci)と、これも酷すぎます。これでは人材も集まらず、事故の収束を節約より優先順位をずっと低く見積もっているといえるでしょう。
安倍の経済政策はアホノミックスだという声も出ていますが、流石に危険性がテレビでも言われるようになってきました。さっきNキャスをみたら齋藤孝さんの提灯持ち的なコメントを筆頭に、あほみたいなことを言っていたので、番組にもよる状況かもしれませんが。
自民党は小泉政権の失敗を振り返りもせずに、穏当にいって、危険な賭けに出ているわけですが、失敗した時に誰がどのような責任を取るか、ということだけは決めておくべきです。
TBSの報道特集のイラクの先天異常の特集は、かなりよかったと思います。
自分たちの利権に関係のないところはそれなりの映像が取れるのですが、自国の事になるとタヴーに覆われ、事実とそれた報道を繰り返してしまう。
これはやっぱり根本的に国内の構造と、人間的なところに原因が求められるといって良いでしょう。
最期にイラク戦争を総括した、外務省の判断に問題はなかったとする、外務省の4ページのみの報告書を「馬鹿にしたような」という表現で出していましたが、私はテレビが当時の外務省の責任者、今の責任者や小泉に直撃した報道を知りません。
馬鹿にしたような、というと威勢が良さそうですが、そういった事をしない報道は国民を馬鹿にしているのではないでしょうか。
しかし、外務省は感覚が戦前以下であって、無能の塊という表現が適切だと思います。
TBSは同番組内で亀田三兄弟を取り上げていましたけど、同局のこの兄弟への肩入れは非常に疑問に思います。反則騒動がありましたけど、それ以来もこの人達の本質が変化しているとは思いません。最低そのときに扱い方を改めるべきだったと思うのですが、原子力ムラと同じで、何も問題がなかったかのように、祀り上げつづけているのではないでしょうか。
降伏する時に降伏できなかった日本軍、というと話が飛んでしまいますが、同じような頑迷なプライドや個人個人の利益が関係しているのではないでしょうか。
先ほどやっていたNHKの子育ての話では、ちらっとつけた時に会社の経営者の人だったか、江戸時代から家で育てていたのを、保育園に押し付けて。といっているのを聞きましたけど、江戸時代は地域で子供を育てる習慣があり、男がむしろメインになって子育てをしていたのであって、この人が思い描いているものと相当違うでしょう。
歴史学的にはしっかりした事実が明らかになっているのですがなかなか社会に広まりません。やはりこれは第一に学校教育の問題でしょう。もう一つは、誰かしっかりした考証に基づいた時代劇を作れば良いと思うんですよね。そういうものが一つはあって良いと思うのですが、まったくといっていいほど見当たらないのではないでしょうか。本来ならNHKあたりがやるべきだと思うのですが、塚原卜伝とかですとか、むしろ想像力に頼った伝奇ものが目立つのではないでしょうか。
岡山では大河ドラマで山田方谷をやって欲しいという声が上がっているそうですけど、地味な可能性を除けば、かなり良いと思います。幕末にも良くみられるような、江戸時代の人材登用の柔軟性が良く分かりますし、庶民ですし、生涯内政に目を向けた英雄として、その周辺の文化を最新の成果を踏まえて丹念に描けば、つくりによっては画期的なものができるかもしれません。
柏木さんはブログで立候補を発表しましたけど、嘘をついて、説明もせずに、綺麗な話に仕立てるのは神経を疑います。
本当にいままでは良くなかったと、深く反省した上で、根本から変わらなければなりません。
大島さんはスマートの黄色い衣装も、とてもかわいらしかったと思います!大島さんもりのさんも一位目指して気合を入れてくださいね!(^_^)
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