サントリー美術館 歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 -江戸の芝居小屋- 第2展示期間 その1

#その他芸術、アート

学校の窓ガラス割られる(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130225-00000006-kana-l14)という事件がありましたけど、やはり昔と違って宿直の人がいないのが問題でしょう。監視カメラが良いか悪いかという話をしていますけど、誰もいないのであれば付けるべきだと思います。

「高野山真言宗、6.8億損失か お布施など運用に失敗」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000007-asahi-soci)とのことで、釈尊の教えにも反していると世間では嘲笑の的に。

近世以前の日本の価値観は商業に否定的だった、となんとなく語られることが多いですが、江戸時代では商業に精を出すことがそのまま仏道であると見なされ、近江商人のような人達が生まれ、市場経済が発達しました。

仏教はそもそもインドでの商人階級の台頭によるカースト制の否定や商業倫理の確立への必要から流行したものであって、成立そのものが商業的であるともいえます。

それでは商業的であってはならないという教えはなんなのか、というと、結局は商業化しても良いところとするべきではないという所がある、ということなんですよね。今回は商業化してはいけないところを商業化してしまったということでしょう。

現代では商業化してはいけないところを商業化しすぎて、商業化するべき所が商業化されていないということが多すぎると思います。そういうものをみるにつけ、昔日の日本の商業観の方がずっとバランスがよかった、もしくは、優れた見識を多く含んでいたと思うのです。

そもそも最近のお坊さんは仏教に価値を認め無いような人も多く、真面目に仏教をやっていない人が多すぎると思います。そういう本山の不信心が典型的に表れた事件なのではないでしょうか。

そもそも、小出裕章さんなど著書にも書かれていましたが、震災は宗教法人が力を発揮することを期待された機会でした。そのような中でも、仏教界がまとまって大きな事をしたという話を聞きません。被災者に寄り添うわけでもなく、原発に対して声を上げるでもなく、こういったところで煩悩にかまけているとは一体どういうことなのか。

このようなことでは宗祖や諸先輩に顔向けが出来るとも思えず、社会に宗教として必要とされることも訪れません。今度選挙で新しい宗務総長を選び直すそうですが、ただの首のすげ替えではなく、大乗仏教としてのあり方を根本から問い直すべきだといえましょう。

2月27日のBS1の昼の12時45分ごろにはドイツのZDFの福島レポートをやっていて、例によって匿名の条件で現地の男性が登場し、除染作業で剥ぎ取られた土は本当は埋めなければならないのだが水道管などがあって埋められないと説明。

このテレビ局は確か捏造疑惑や過激に伝えすぎるという批判があったと思うのですが、取り敢えずは福島について迫って行こうという意識は感じられます。

グリーンピースが計った所によると、福島市内にも毎時40マイクロシーベルトを示す所があり、これは核廃棄物の値であるとのこと。街中に核廃棄物が放置されていることから先進国といえども原発事故には無力であるという事を示しているとのまとめ。

「輸入小麦9.7%値上げ発表 豪州の不作・円安が影響」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000017-asahi-ind)とのことですが、これは政府が小麦を一括に買い上げていて、それの値段が上がるというニュースです。

2月27日の荒川強啓さんのラジオでは、一括で買わ無くてはいけないのですか、という問いに専門家の人は、農林水産省の人件費なども込みで値段が決まっているんです、との婉曲な返答。ようするに農林水産省の仕事を増やす為に(本当に仕事をしているならまだ良いですが)一括に買っているとのことでしょう。

情報が無ければ、一般の人はまとめて買うのがいいのか個別に買うのが良いのかも分かりません。一括に買うのが良いのか、ということからメディアは日常的に問いたださなければなりません。

情報を独占する記者クラブ制度による癒着に加え、省庁がメディアに報道の仕方を通達する秘密会議があるといいますが、官と団子になっていて報道をサボタージュしているのではないでしょうか。そしてこれは原発の時と構図が同じで、それが克服されていないことを示しているのです。

これも広く薄く取って良からぬ所に転用されているものの例の一つといえるでしょう。

玉川さんのそもそも総研は貿易赤字は原発停止が主因ではないということをやっていて、尖閣問題がやはり大きく、テレビ局は石原不況についてはまったく口を閉ざしています。PM2.5や気球の報道よりこちらを多く取り上げるべきだと思いますし、ちょっとしたネタのようなニュースと較べても報道量はゼロな状態なのです。

また国際関係が主に影響しているということで、中東の動乱などが影響しているようで、他の番組ではあまり聞かないことだと思います。

こういった問題を無視して、たとえばNHKなどは原油を輸入したせいだと必ず連呼しており、恥ずかしいというのを通り越して、基本的な人間性を疑います。

TPPにこの貿易赤字報道と、メディアは大本営発表(と思われるもの)を連呼するばかりで、不思議の森に迷い込んだのかとくらくらすることがしばしばなのです。

最後に話はメディア批判に及び、メディアは嘘は付かないけれども主張したい事を取り出して報道することがある、との〆。確かにその通りでテレビでここまでいうのは滅多に無いことですが、ではなぜテレビ新聞は、貿易赤字が原発を停止したせいだ、という文脈で連呼するのかという原因まで踏み込んでもらいたいと思います。もちろん面白い特集なのですが、いつも本質がぼやけてしまっていて、そこに大きく消化不良だったり、一番の病巣を避けているのではないかと疑問が残るのです。

朝日新聞には池上さんの新聞をチェックする欄がありますが、アルジェリアの問題を取り上げて、国際関係が良く分からない読者のために丁寧に書くべきだ、といったような事を書くくらいで上のような問題に触れられることはありません。こういった第三者的な役割を果たすべき所が機能不全に陥っているというのも非常に大きな病巣だと思うのです。

そもそも巨額の補償金と、原発の維持費や借金の返済がかかって電力会社の経営は圧迫されているのであって、原発再稼動をすると安くみえるようなのは、安全投資を省いているからです。

しかしそういったことをすべて省いたかたちで電力会社の言い分の通り、再稼動をしたときの試算をするとどうなるのか。

この特集によると、原発再稼動した時の値上げの試算も9機再稼動で2パーセント下がるに留まるらしく、大した値段とはいえないでしょう。
この番組でずっと主張してきたと玉川さんは言いましたが、発送電を分離して地域独占体制を崩せば値段は下がるのであって、値段を下げる提案としてテレビ局は主にこの事をいうべきなのです。

原発再稼動をできないので値段を上げるという電力会社の言い分をそのまま垂れ流すのは、報道として自死に等しいと思います。

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