江戸東京博物館 開館20周年記念特別展 「尾張徳川家の至宝」 その1

#その他芸術、アート

2月18日の大竹まことさんのラジオにはなかにし礼さんが出ていて、日本では放射線治療を受けると従来の切除手術が受けられず、どちらかしか選べないが、アメリカでは放射線治療でガンを小さくしてから切除するのだとのこと。本当だとしたら、彼我の差に悲しみすら覚えます。

2月18日の荒川強啓さんのラジオでは、町田徹さんが東通原発の活断層について、震災にも耐えたのだから神経質になる必要はないと発言。
活断層がずれたらどうするのかという話であって、まったくナンセンスです。この人は極めて原子力ムラ的で恥ずかしいコメンテーターだと思います。非常に良心的であると見積もって、原発が無いと日本経済が破綻すると思い込んでいるのかもしれませんが、勉強不足であるといえます。
それもそうとして、活断層もそうですけど、核のゴミとか気にならないのですかね。

過敏になって安全対策に設備投資とするとお金がかかるとのこともいっていましたが、再び事故を起こしたらおしまいであることを思い返してもらいたいと思います・

2月20のモーニングバードでは、PM2.5のニュースをトップで延々と流していましたけど、各社横並びでこのような感じで、おそらく電通の指示が出ているのでしょう。

萩谷順さんも指摘していましたけど、神経質になるべきではなく、とはいってもこれだけ流すと本当に気にする人がかなりの数出てくるのですよね。ニュースではないニュース、もしくは中国に視点をずらすニュースとして重宝しているのでしょうけど、マイナスの影響を受ける人も多いニュースなのではないでしょうか。

続けて萩谷さんは日本では基準値以下であって、どれだけ中国の影響があるのかも分からない。ディーゼル規制の前など日本の公害もひどかった、といっていましたけど、その通りで、そういう状況でひたすら煽ることに意図を感じざるを得ないのです。
久米さんですとかがラジオでいうときは必ず、日本もこういう感じだったという事をいうのですよね。

重要度はどう考えても次の東通原発の活断層のニュースや、東北電力の値上げのニュースより低いですよね。

あと、今週は吉田照美さんの庭のレモンからキロ当たり30ベクレルが出たという話がありましたけど、岩手の露地しいたけも汚染されて苦しい状況です。一関の現地の深刻な空気も伝わってきます。
基準値以下とされていても、どうして、福島第一原発の炉の中にあったものを口の中に入れねばならないのか。補償をするべき・責任を取るべき人間について報道しなくて良いのか。こちらのほうがずっと重要ですのに、テレビで取り上げられる量は比較にならないとも表現できないくらいにゼロなのです。

続いては東北電力の値上げのニュースをやっていて、東北の気仙沼の仮設住宅の実情も放送していましたけど、前から言われていましたが、断熱材も無い状態で、本当に大変だと思います。宮城県はゼネコンにまとめて建設を委託して、岩手に較べてスピードも内容も劣ると問題になりましたが、そのときに安上がりにしたのでしょう。能力の低い知事を持つと県民は大変なものです。こういった痛みこそ一番に報じて、現状の改善を政府に迫るべきです。

値上げについてはスタジオで、宇治原さんが辛うじて発送電分離に触れましたけど、萩谷順さんは経済成長で吸収するべきだという珍説で、もしかして安倍の経済政策に期待していて捻り出した新説なのでしょうか。これも、盲腸なのに健康ドリンクを飲んでいる考えといえるでしょう

本来は原発を含めて本格的に国有化して解体した上で、発送電分離を先にするべきで、そういった提案が無いのは、問題について知識が無いか、スポンサーなどの圧力と馴れ合っているのだと思います。

次は「玉三郎さんにフランス芸術文化勲章最高章」(http://www.asahi.com/culture/update/0219/TKY201302190350.html)というニュースで、これを受賞すると税関は顔パスで社交パーティに呼ばれる、といっていましたけど、要するに貴族の仲間に入れてあげるということでしょう。明治維新の時点で貴族階級が存在しなかったといって良い日本の感覚としては違和感があります。

またフランス政府のモラルについての厳しい身辺調査を潜り抜けたということで、スキャンダルは無いとはいえないみたいですけど、真面目で芸が素晴らしいですからね。
北野武とかも受賞しているんですけど、厳しい身辺調査を潜り抜けたんですかね?

大竹まことさんのラジオに出た樹木希林さんが「約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~」に出た時に、もう他の物には出られないかもしれない、ということをいったらしく、どうもこの映画そのものが政府のミスを追及をするものなので、そういったことをしていると権力と一体化しているメディアからは声がかからなくなるとのこと。
これだけの大御所で、こういった映画に出るのにこれだけの覚悟をしなければならないということで、腐敗・硬直しきった業界の空気を感じます。西田敏之さんなんかも、かなりプレッシャーがかかっている中で発言しているのを感じます。

樹木希林は大竹まことさんのラジオではこういった事件に絡めた非常に濃密な話をしていたのですが、他にも大沢悠里さんラジオにも出ていたらしく、そちらでは自分の生い立ちなど無難なことを語っていたとのこと。それぞれメインの司会者にあわせた話をしたのでしょう。

大沢悠里さんは本来はいうべき立場、いえる年齢であるにもかかわらず、事故以降メディアの人としていうべき事をいったという事を知りません。小出裕章さんを扱った番組などが中断の憂き目に遭う一方、こういう風に悪い意味で無難である人が得をする世の中ではあってはならないと思います。

昔からですけど、本当に最近のTBSは駄目で、2月22日には荒川強啓さんのデイキャッチで石原伸晃を招く一方、裏の文化放送の夕焼け寺ちゃんでは民間事故調の舟橋洋一さんを招いていて、差は明らかです。舟橋洋一さんは犯罪的な東電の全面撤退について話していて、上層部の人間がぱーっと居なくなる一方で現場が頑張ったのだとのこと。平日で人がいたのがラッキーだったらしく、15日までたまたま海側に風が吹いていたのも物凄く運がよかったのだそうです。

時間帯にしても何にしても、人間側の備えが最悪な一方、本当に一番不幸中の幸いといえるタイミングで津波が来たもので、天の残酷さと優しさを感じざるを得ません。このことを日本人は必ず生かさなければなりません。

もっと最悪なら先に深夜に東南海地震と津波が来て、浜岡がメルトダウンして東日本全域が駄目になるということも考えられました。安倍政権のように安全対策も不十分なまま再稼動をさせようとすると、この不幸中の幸いまでも逃すことになります。

2月19日のDigの「WBC」特集では、スポーツジャーナリストの古内義明さんと神保哲生さんがお話をしていて、韓国と日本しか一線級が出ていない、WBCの報道が非常に多いのは、読売と電通で盛り上げているからという事を話していて、読売と電通が組めばここまでできるのか、と神保さんがいっていました。

佐々木主浩さんによると日本とメジャーではレベルが違うらしく、メジャーではWBCをまったく注目していないとのこと。

日本では高い放映権を出した所が放送する、ということになっておらず、最初から一体化している。メディアは本来どんなイベントも中立に報じなければいけないのに、盛り上げて囲って独占取材をするというのは、世界では特殊なことなのだそうです。

箱根駅伝も日テレと電通が盛り上げて、一極集中でそこに注目が集まってしまうので選手たちもそこに向かって練習することになってしまい、結局マラソンで勝てなくなるのだとのこと。

WBCでも村田修一の肉離れがありましたが、そういうことで選手を潰しているのではないか、というとメディアに載せてもらえないとのこと。

神保さん曰く、マスメディアでスポーツについて発言するのは最後、とのことですけど、冗談なのか違うのか分かりませんがそれだけプレッシャーのかかる提言だということでしょう。

2月20日の午後5時頃のスーパーJチャンネルでは保育所が足りないということをやっていましたが、この特集は過去十年間で何回見たか分かりません。この人が政策の責任者です、という人に当って聞く、もしくは直撃する以外のことは最早意味が無いと思います。それが無いのが逆にここまで問題を長引かせているのと思うのです。
恐らく明治以来の家庭モデルを守りたいが為のサボタージュなのでしょうが、そういう固陋な思想は表立っては語りにくいもの。責任者を見える場所に持ってくるということが非常に大切だと思います。

BSE対策見直し 牛肉輸入、来月から緩和(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013012202000107.html
ハーグ条約、日本加盟へ 国際結婚破綻後の子の扱い巡り(http://www.asahi.com/politics/update/0219/TKY201302190113.html
とたてつづけにニュースが流れましたが、善悪はともかくとして、外遊先の折衝の時など、安倍政権の対米政策を考えた時に露骨なお土産としてこういった措置に踏み切ったといって良いでしょう。
ネット右翼的にいえば非国民の範疇だと思うのですけど、支持者も政権もアメリカには弱いんでしょうね。言いにくい事をいってしまえば、ネット右翼の本質を考えた時に、戦後日本の名誉白人意識(福沢諭吉以来というのが正しいのかもしれませんが)がつき詰まって、最もグロテスクな形で結実したものという面があると思います。

tppにも参加する方向のようですが、こういったことに加えて、円安容認の恩を返すためであるともいわれています。円安で貿易赤字が膨らみ酷いことになっているなど、対価が物凄く高く、安倍の経済政策のつけは将来的にとんでもないことになると思います。

それにしても朝貢外交ということばがありますけど、これはまだ帰りにたくさんお土産をもらえるといわれているのですが、逆に搾り取られるのですからそれ以下で、やはり植民地状態というのが正確でしょう。

安倍政権はまた北方領土の解決も急いでいますけど、これは国際社会的にみてもロシアが不法占拠状態なのがはっきりしていて、お互いにそれに近い認識を持っているはずなので、急ぐべきではないと思うんですよね。
4島返還でしっかり主張して、あとはそれに応じなければ国際的にもロシアの負い目になるのですから、そこをせっついて違う場所で利益を引き出していけば良いと思うんですよね。
確かに移住をどんどん進められると困るし旧島民の方々の事もありますが、拙速を恐れるべきだと僕は思います。

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