日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展「中国 王朝の至宝」その1

#その他芸術、アート

米長永世棋聖が亡くなりましたけど、この人の成績としてはやはり、テレビでも49歳で名人位奪取を一番に挙げていましたね。

この人は、同世代が衰えて下の世代が台頭してくる直前に、下の世代の優秀性を見抜いて、深浦さんに弟子入りしたんですよね。

恐らく戦後に主知主義的な傾向が社会で強まってくるにつれて、他の伝統芸能がどんどんレヴェルダウンしていく中で将棋界だけは羽生世代が台頭して跳ね上がる時期を迎えていたんですよね。それを的確に捉えたが故の奪取だったと思います。

思想的には圧倒的に(恐らく自民党的な意味で)保守的な人なんですけど、強さを見極める目と弟子入りする柔軟さがあって、またそういったことが美学なんですよね。

その周辺の話として、皇室にも受けが良かったという先崎学の古い車の喩えがありますけど、将棋界は知っている定跡が少し古いとそこに誘導されてすぐに負けてしまうんですよね。

私は将棋がかなり強くなってから、色々な本を読んで他の学会を知ったのですが、こういう眼で観た時に、新しい説が出てもまったく古い説が更新されないで、そのまま権威として居座っている人が多いことに非常に驚きました。もちろんそういったことには新しい説に安易に流されないで長期的な研究ができるというプラスもありますが、あまりにもマイナス面が目立つ場面が多すぎると感じています。

これは社会全体でみるとさらに酷いことになっています。氏の先進的な面を思い返して、社会の突破口にしてもらいたい、という気持ちも込めて、哀悼の意を表したいと思います。

政治では民主党は開票の時にいじけて当確の花を付けなかったそうですけど、うまく育てなかった子供がふてくされているようで、ここから直さないかぎり何をやっても有意義な政策を遂行することは出来ないだろうと思います。

12月18日の荒川強啓さんのラジオによると、イギリスでは突っ込んでいって負けたということでカミカゼ選挙と呼ばれているそう。完全に馬鹿だと思っていますが、実際そうだからしかたがないでしょう。ただ、自民・公明・民主・維新と政策は変わらず、本当の対立軸ができる前にやってしまおうとした選挙であって、政策でみれば目的は果したのでしょう。

吉田照美さんのラジオによると、自民党が勝利するための根回しを官僚が四方八方に出向いてしていたらしく、解散時期まで官僚が決めていた、という噂すら流れていますが、真偽は不明。ただ省庁の利益、という面からみると話は繋がるんですよね。

12月21日の午前8時ごろの日テレのスッキリでは東通原発の活断層についてやっていて「電気料金の値上げも」としていましたが、テレビがやるべき事は値上げと脅すことではなく、一番最初の調査の時に誰が調べてどのようにゴーサインを出したのか調べて責任を問うことです。それが私が観るかぎり皆無なのは非常におかしいと思います。

また、この立地に建てられたことについては東北電力の責任が大きいのですから、自動的に値上げするように語るのではなく、資産売却を促して、発送電分離を提案するべきなのです。

テリー伊藤は「CO2の問題がある」と良くCO2で原発を擁護するんですけど、それは間違いで原発からも出るということがわかっていて、もはや他のテレビの原発を擁護する映像などでもCO2の話題は、私が観るかぎり余り出ないんですよね。(経済が衰退するという真逆の幻影を、第一に訴えた方が国民の生活に身近なところで再稼動を煽れるからかもしれませんが。)

「2~30年の間に代替エネルギーを開発して欲しい」と当座では再生可能エネルギーの可能性をなんとしても無視して原発を再稼動させたいもよう。
「地元の企業が打撃を受ける」ともいっていましたけど、そういった新しい産業を興せば良いことであって、安全の問題は当然大きいですし、産業は移り変わっていかねばならないのです。

加藤さんは「電力供給のあり方を根本から変えなくてはいけない」と繰り返していましたけど、言外に発送電分離を匂わせているようなニュアンスがあるのでしょうか。だとしたら逆に表立って言いにくい雰囲気はとても問題ですよね。

同時間帯の他局では北朝鮮がミサイルを発射した時に首長はどこにいたのが、と兼任問題についてやっていましたが、現地にいるべきほどの問題ではなく、いたとしても特に意味は無いでしょう。
嘉田さんの肩は持っても橋下の肩を持つもりは無いのですが、どうでもいい事で騒いで選挙の争点を隠し、右派政権に有利に導いて、今なお争点ではなくどうでもいい事で足を引っ張る道具として使用しているのではないでしょうか。
自分たちで報道している間に頭の中でミサイルの存在が大きくなってしまっているのではないでしょうか。

今週のサンデーモーニングでは、自民党がこれだけ勝つとは、と話していて、メディアがこれだけ煽って一方的に映像を流して勝つのは当たり前で、しめしめうまくいった、というのが本音でしょう。
選挙直前まで、未来の党はみんなより扱いが後で、政策の対立を徹底的に隠していました。
皆で、これで良いんですかね~といかにも考えている風に装う所が、アリバイ作りのマッチポンプであり、一番酷い所だと思います。

原発から経済重視に潮目が途中で変わった、といっていましたが、脱原発の経済ビジョンをメディアが徹底的に無視して経済ビジョンが無いかのように報道した結果であり、自民党にばら撒き以外のまともな経済政策はありません。誘導するだけならまだしも、いかにも関係ないかのように言う所が悪質です。

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