根津美術館 特別展「ZESHIN ―柴田是真の漆工・漆絵・絵画―」その4

#その他芸術、アート

12月12日のスッキリでは敦賀原発の活断層について伝えていましたが、活断層が建屋の下を通っているという伝え方をしていましたが、ちゃんと原子炉建屋の下などといわないとお年寄りなどはわからないと思うんですよね。

経済的に困る、という宿屋の女将などの町の声をひたすら流していましたが、廃炉になればなったで雇用が生まれるので実はすぐに寂れるということはありません。廃炉になった後に火力を立てれば良い、と前日のDIGではいっていました。他に再エネにシフトしても良いでしょうし、原発がなければ素晴らしい場所なので観光が賑わうようにもなるでしょう。産業をシフトさせて客層を変えていくのは当然のことなのです。

そのDIGによると、ガス会社と電気会社が仲が悪いから協調して大きく交渉することができず、天然ガスを高く買わなくてはいけない、ということで本当にくだらないところでいがみ合っています。しかし、例えば総括原価方式を守ると言う所では強調しているのでしょう。甲子園と読売・朝日のようなもので、くだらないところでいがみ合って周囲に迷惑をかけておきながら、利権になると協調する所がそっくりです。

論語に「同じて和せず」という事を戒めている言葉がありますが、こういう関係の事をいっているのでしょう。

スッキリでは、グレーなのを動かすのかどうかは政治的な問題、と解説者が言っていましたけど、これは完全に黒でありであり、グレーでも動かすのは危険です。そもそもろくに調査もしないで(調査結果を曲げて)原発を建設した人に責任を問うのがメディアの役割なのです。

原発は悪みたいにいわれている、CO2はどうするんだと、テリー伊藤がいっていましたけど、原発もCO2を出すので、いかにも出さないかのような報道は間違っています。CO2を削減する方法は色々あり、再エネを普及させて削減するのが未来を見据えた一番王道の方法なのです。

同時間帯のフジテレビは政治的意味合いを持ってしまう、と警告。こういたことを参考に投票に行くのはむしろしなければならないことで、何をいっているのかと思います。

モーニングバードでは北海道の停電について伝えていて、こうなると原発が必要となりますか、という羽鳥さんのアシストで原発の話に。萩谷順さんは北海道は夜も消費電力が高いので昼間だけ少し使わなければ良いというわけには行かない、といっていましたけど、経産省の発表のまま一日中の節電を要請して、沢山の死亡者を出してまったく振り返りもしないのはメディアです。こういう都合の良いときだけピークカットの話しをするのは、倫理的におかしいです。

融通のパイプも太くない、といっていましたけど、地域独占を崩して少しづつヘルツ数を合わせていけば、本州でもはるかに融通がしやすくなるのに提言しません。北海道になるととたんに融通の話をするのは偏っています。

北海道電力は再エネを抽選応募で切っていて、緊急的に火力の増設もしているという話も聞いたことがありません。ジャーナリズムが俎上に載せるべきは北海道電力のサボタージュです。

これだけ偏った議論が展開できるのは、やはり広告料や旅行や官僚・電通の指示に忠実なのだと思います。

ついでにいうと、この人は次のいじめ問題で、友達がいじめを見つけなければ友達のせいだ、というのは江戸時代の五人組みたいだ、と酷い仕組みであると指摘していましてたけど、学校の問題についてはその通りなのですが、五人組はちょっと違う見方が出来るんじゃないかと思うんですよね。

勝海舟が晩年のインタヴューで地方自治について問われていましたけど、五人組などは地方自治なのではないかと発言。この頃の海舟は足尾銅山の問題など、むしろ旧幕時代の肩を持つ議論が多くなっており、これも五人組が幕府の圧政の所産であると見なしていない所から出た発言だと思うんですよね。そしてそれは海舟のことであって、恐らく農民の実感とさほどずれてはいないと思うんですよね。

五人組は年貢の融通をしやすくするために、農民側から出た政策じゃないかと思うんですよね。それを後の歴史学者が幕府の圧制のしるしであると取り上げて、学校教育でもその通りに教えられてきたものなのではないかなと思っています。

今年の一文字は金に決まりましたけど、やはり実質、金まみれの金でしょう。
12月13日の朝8時40分のモーニングバードによると他の文字と僅差だったらしく、去年の絆は圧倒的だった、と流していましたけど、電通が農水省から請け負ってメディアで絆キャンペーンを繰り広げたのが大きく、他人事のようにいうのはおかしいと思います。

玉川総研は日米地位協定の実態をやっていて、実質占領軍が好き勝手やれる法律で、ジープで追い回して勝手に信号弾で撃つような犯罪も容認されているとのこと。

官僚の権力の源泉は、アメリカとの交渉を握っていることと財務省、と仰っていましたけど、やはりメディアが一番の利権でしょう。原発推進・TPP・消費税増税報道の裏には官僚がいて、その更に裏にはアメリカがいるといわれています。

秘密会議や電通や広告主を通じたコントロールは実に良く効いています。

電波についても、NHKは予算など直接の影響を受ける立場ですし、電力会社への900億円の事業債の状況も酷いです。戦争の反省から国民から薄く取って運営している、といいながらこういう企業からお金を受け取って偏向報道を繰り広げるのは欺瞞に満ちた裏切りですし、他のテレビ局がそれを指摘する報道をしないのがもっと良くないと思います。

海外のように何百チャンネルもある状態にしないのは利権ですし、一局増やされただけでテレビ局側は打撃でしょう。そういう風に国民に不利益を回しながら癒着しているんですよね。

自民党・民主党のCMがガンガン流れていますけど、金に物をいわせた選挙で、不愉快なことこの上ありません。自民・民主押しの報道は酷いですけど、こういうCMを流してもらっているから、という解釈は妥当でしょう。

彼らは官僚の傀儡であって、官僚にコントロールされているともいえるのではないでしょうか。

12月13日の報ステは最終処分場についてやっていてnumoの人間が結構出ていましたが、経産省からの再就職と法外な年収に触れないのはメディアとしてとてもおかしいと思います。

12月13日には東通原発で活断層がみつかってNHKのニュース9は緊張した面持ちで始まったのでこのことについて伝えるのかと思ったら(思いませんでしたけど)中国の領空侵犯のニュース。事業債や広告費の事を考えると、必要以上に煽り続けるところに意図があるといえます。

12月13日には尖閣で中国による領空侵犯があって、スクランブル発進をしましたが、大変なことになっていると思います。

前に中国向けのフェニックステレビの有名な討論番組を衛星でやっていて、その日の議題はなんと、中国は戦争するべきか否か、という内容。欧米が強い時に散々戦争をしまっくって富みをかすめていったのに、中国が強くなった時には国連などがあって戦争できない状態になっている。これは不平等だ、戦争するべきだ、という議論が国内で盛り上がっているらしく、それについて賛否を戦わせていました。

話としてはわからない部分が無いではないんですが、隣国としては非常に深刻な議論で、中国のこういった傾向は軍事力の増強とともに更に強まってくると思います。
石原が、鯉口を切れは中国は退く、といっているそういですが、今中国は戦争をしたくてうずうずしている状態であって、喜んで開戦して来ると思います。そしてその際には国際的な共感も得られず、深刻な事態に陥るでしょう。

あんまり考えたくない話ですが、中国は放っておいても開戦してくる可能性が結構あるのではないかと思います。今日本はそういった時にいかに有利な状況を構築するか、ということに傾注するべきで、それには国際世論を味方に付けることが欠かせません。挑発はもとより差別発言などもってのほかです。いかに、日本は平和を望んでいるのだけれども、中国が無理矢理仕掛けてきたんだよ、という状況を作るかが肝です。そのような状況を常に作ることによって中国も仕掛けづらくなり、それが正しく最も力強い、東洋の平和への力になるだろうと考えています。

そして、勝海舟は「外交の極意は誠心正意」(氷川清話 講談社学術文庫版198ページ)といっていますが、真に国際社会の共感を得るには小手先の技術では不可能です。心から平和を求めて誠実に行動してこそ、いざという時に国際世論は日本に共感を示すでしょう。

誠心正意による平和への希求に貫かれた外交だけが、日本に国益をもたらすだろうと思います。

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