10月17日大竹まこと ゴールデンラジオ! ゲスト金子勝(慶應義塾大学経済学部教授)

#その他文化活動

の冒頭は新著の「儲かる農業論 エネルギー兼業農家のすすめ」((集英社新書)金子 勝 (著), 武本 俊彦 (著))の宣伝。

共著者の武本さんは金子さんの高校の時の同級生だったらしく、東大法学部を出たのに農水省にいった革新官僚でbseの処理を徹底的にやったのだが、先輩を処分したりしたことで左遷させられたのこと。

bseの時のやり方を倣え、ということを良く書かれるのはこういうことなんですね。

以下は六次産業化(なんとなく金子さんが作った言葉のかなと思っていたんですけど、調べると今村奈良臣東京大学名誉教授という人のことばなんですね)や安全安心の農業による農業復興を訴えます。

「兼業農家が悪いなんて誰が言った。昔から兼業しかいないよ。」とのこと。

悪いというか専業では食べられないので兼業ばかりになり、必然的に攻撃対象が絞られている感じ。

これからは発電兼業農家だとのこと。

私が金子さんの地方・農業論で不満なのは、文化的な資本を利用した、産業・観光などの提案が出てこないこと。

文化・東洋をごっそり無視して理論を構築していることのマイナスがこういう所に顕著に出ていると思います。

また漢方の生薬栽培も有力なんですけど、そういう提案も出てこないんですよね。これも同じです。

そういうものなしにこれからの地方は成り立ちません。

もっとトータルな生活の提案の中から、産業を位置付けても良いのではないですかね。

電力会社の接続拒否に対して、明らかにさぼっている経産省については

「もう官庁としては終わりでしょう。」
「認可したのに買い取らなくなったら官庁が監督するのが当たり前でしょう。」

とのこと。私は「みんなで終われば怖くない」という言葉すら浮かびます。

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