山下さんは高名な方ですが、聴くのは初めてです。
バッハの曲をギターに移し代えたものでは福田進一さんのものが素晴らしく、情熱的で歌心が有りました。山下さんはどうなのかな、と思ったんですけど、対照的でかなりあっさりした演奏です。崩し方も福田さんは気迫が余白を生んだような崩し方ですが、山下さんのものは脱力した洒脱な崩し方です。
山下さんといえば枕詞のように語られるのはテクニックですが、パルティータ第2番のジーガの速弾きは仰天しました(笑)しかもまだ余力がありそうです。。津軽三味線みたいですね(賞賛)
私はチェンバロの音色が好きなのですが、同じ撥弦楽器であるギターも似た様な魅力を持っていることを知りました。山下さんのギターだからこそ感じたことかもしれません。また色々聴いてみたいと思います。
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