ブラームス交響曲第4番 フルトヴェングラー

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ブラームス党の僕の好きな演奏はシューリヒトや哀愁の音が紅葉の落葉のようなバルビローリですが、フルトヴェングラーの第一楽章を久しぶりに聞いてみて、凄くドラマチックに鳴らしていることに感銘を受けました。
フルトヴェングラーは本当にベートーヴェンに向いているのか、と言う事はかねがね疑問なんですよね。やっぱり最初の楽章の方は本気を出していない感じですし、真面目に聴いて朝比奈の方が遥かに感銘を受けると思うこともしばしばです(笑)
そんな中でブラームスはとてもフルトヴェングラーに向いていると思うんですよね。第一は有名な爆演ですし、この第四も良かったです。フルトヴェングラーとブラームスは、やや細かい事を気にする所とかリベラルでわりと前時代の形式を好む所とかが結構似ていると思うんですよね。
とはいえ第三楽章とかはあんまり良くなかったです。ティンパニの使い方とか、溜めてもったいぶった感じで音楽をぶった切っている所は、フルトヴェングラーの常の個性が裏目に出た感じでも有ります。

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