シューリヒト指揮ブラームス交響曲第三番 シュツゥットガルト放送交響楽団1954年mono

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放送用の録音だと思うんですけど、詳細が書かれていないのでシューリヒトのディスコグラフィが有るホームページに行ったんですけど、スパイウェアのインストール案内ばかり出るので、嫌になって閉じてしまいました。どうなっているんでしょうか・・・?

なにはともあれ、これは隨分前に発売されたCDですけど、シューリヒトにはこういう放送録音がまだ眠っている可能性が有ると確か聴いた事が有んですよね。もしかして一時期のムラヴィンスキーの様に名盤ザックザックな季節も到来する事が有るかもしれません(笑)

ブラームスの交響曲は四番が好きですけど、次に好きなのは三番です。二番は余り聴かなくて、一番はフルトヴェングラーの爆裂演奏等を開き直って鑑賞する位です(笑)

シューリヒトのブラームスっていうのはとてもブラームスらしいと共に、ブラームスのしつこい所を消していくような所が有ります。全然関係有りませんが、カーリングの弾の直進して行く様を思い起こさせる感じです(笑)ブラームスの音符が特上牛だとしたら、シューリヒトによって演奏されたブラームスは黒胡椒の効いた特上牛に例えられると思います。

一楽章は豪放な楽章ですがシューリヒトの指揮は本格的ながら颯爽としていて清清しく感じます。二楽章は哀愁のニュアンスが楽しめます。シューリヒトの指定は結構大まかなんじゃないかと、何時も感じるんですけど、その寛いで尚且つ極めて繊細な様が私は大好きなんですよね。第三楽章冒頭の行きかけて、ふっと戻る感じは最高に見事ですし、第四楽章はまさに緩急自在。シューリヒトらしい迫力の中で音が常に変化をし続けている辺りが至芸です。普通の指揮者の迫力が団子が飛んで来る様なものだとしたら、シューリヒトの迫力は秋の落葉を纏ったつむじ風の如くです(残酷な差)
シューリヒトの指揮はとことんブラームスに向いているなぁ、と改めて思わせるCDです(笑)

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