千葉市美術館 浮世絵師渓斎英泉

#その他芸術、アート

大津市のいじめ事件は凄惨で、振り返って釣り合う言葉も浮かばないくらいですが、恐らく極めて特殊な事例とはいえないでしょう。

明治の学校は「近代的な組織体、とりわけ軍隊や工場が求めたもの」(文明国をめざして (全集 日本の歴史 13) 牧原 憲夫 (著) 134ページ)を養成するための場としても存在したらしく、これは戦後も変っていないでしょう。
以前も書いたように(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/52356636.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/52592370.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/52159719.html
流動性を高めて、自発性を養う教育に転換するべきだと思います。

教育委員会が再就職先になっているために、同質化していて、指導力を発揮せず、徹底した調査を要求しないのが問題です。これも適切な相互監視が働いていない一つの例でしょう。
大津市など公的機関がするべきは、高圧的で事なかれ主義をよしとする、教育委員会の改革だと思います。

やはり体育の時間が問題で、ドイツのように地域コミュニティに任せてしまうのは一案でしょう。
専門家が教えるのと先生が教えるのでは、根本的に動きに質も異なってくると思います。

他にも囲碁将棋・日本舞踊・邦楽なども取り入れたり拡大していくべきだと思うんですが、やはりどれも専門性が必要なんですよね。専門家に巡回してもらうのがいいのかなとも思うんですけど、地域の拠点に任せてしまう方が良い可能性もありますね。

7月10日のモーニングバードでは尾木ままが、今の学校への評価制度はいじめが無い前提でできている、といっていて、それに清水さんが、大人の世界にもいじめがあるのに子供の世界で無いという前提はおかしい、といっていましたけど、まったくその通りです。清水さんは他にも違うコミュニティ、バイパスを作るべきだ、というようなことをいっていったり、智慧を育てる教育を、と仰っていましたけど、智慧のある方です。

やはりこういった直せるところを直すのが、最低の報いではないかと思うのです。

海外ではヤンキースの黒田が若い頃に受けたしごきを告白していて、話題を呼んでいますが、こういったところは現代でも存在すると聞いています。当然やめるべきですし、どうしてもやりたいなら、学校・チームは情報をオープンにして、入ってから受けるしごき・いじめの内容を知らしめてから選ばせるべきだと思います。

同じ番組内でオスプレイについて、アメリカの安全だという主張を鵜呑みに~とコメンテーターが言っていましたけど、悪い意味で良心的な見方で、安全に興味が無い、というのが本当のところだと思います。今回トラブルを起こしたのは、実に日本国民にとって運が良かったと思います。

また番組の中で、玉川総研の広域処理についての村井知事の誤解を招く番組だとの声明をやっていましたけど、中央に生殺与奪の権を握られている上での発言だと見るのが正しいでしょう。
どう考えても理屈的には地元で処理した方が良いので、筋が通っていないとおもいます。

7月11日の朝のラジオでは大津の事件について岸という人が、被害者の親が守るべきだったと叫んでいたらしく、論外である上にコメント自体が倫理的におかしく、その背景にある思想は新自由主義の「絆」です。吉田照美さんは流石にまずいと思ったらしく、加害者の親が悪いという方向に持っていこうと苦心していたようです。

岸っていう人はそもそも内面的な意味で顔がおかしく、この人の話を聞こうという気が起きる人がいることがむしろ不思議だと以前から思っていました。
調べたらやっぱり竹中平蔵の部下筋の人なんですよね。こういう批判者も含めて経産省はどうしようもないと感じます。

7月11日の小林信彦さんの話によると、戦時中に富山に疎開していた時に、新型爆弾について、白い服を着ていれば大丈夫、新聞紙を被れば大丈夫、といっていた人の孫が御用学者になって、被爆と被曝は違うとかいいだしたらしく、どうしようもない連鎖というしかありません。

報ステの7月10日の原発が地震で既に壊れていたことを検証するニュースは良かったですね。11日のテレビ電話のやり取りを流したのも迫真でした、しかし副社長は、今時任侠でもこまで言葉遣いが悪くないですよ。

サンデースクランブルはデモの特集ということで期待したんですけど、坂本龍一さんがい映ったくらいで、「バランス」をとるためかゲストがまたでんぱで、最新型であると事故は起こらない、というのですけど、今回の事故はたまたま津波だった、という視点が大切だと思います。この狭い日本になぜ原発が54基もできたのか、その理由が国会事故調では解明できなかった、という声明の意味を考える必要があるとおもいます。

もう一つは技術者の話で、これは寺島さんもよくいうものですが、そもそもコピー技術であり、廃炉にも技術は必要なので、そういう技術者を養成すれば良いと思います。

もうひとつは潜在的な核武装のメリットを説いていて、本音が出てきたと言う意味では面白い話ですが、今までの国是とまったく異なる話で、それを政府の関係者が一斉に言い出すのはそれなりの過去に対する説明を必要とすると思います。

日韓ワールドカップの頃、韓国について書かれた本が多数出版され、私もそのなかのいくつかを読んだんですが、韓国は原発を多数持っている日本は核武装をしているも同じだと思っている、とかかれている本を読んで、なるほどそういう見方もあるんだな、と思いつつ原発をみていたんですが、どうも韓国の人の見方の方が、日本の一般的な認識より数等真実を衝いていた模様。傍目八目が真実だったということですね。

特に原発の目的が核戦力の保有であったということが国際的に知られてしまった中で、このような形でプルトニウムを保有することは外交的にも非常にデメリットがあるとおもいます。

戦前の日本軍が責任を取らずに居座ったが末の、キッチュでマッチョな考えで、現実的にマイナスが大きいですし、その成れの果てが福島の事故だといえるでしょう。
アジアの中での平和国家としての偽りの看板を掲げていたということにもなりますし、日本全体の戦争の反省という観点からも世界にしめしがつかないと思います。

他のニュースでは、福島では歓迎ムードだったと、実験を交えて伝えていましたけど、野田が福島入りした時は、かなりまわりの抗議が凄かったらしく、そういう声も拾って欲しかったですね。

浪江町長が、1年経っても夏の電力が足りないと言っているのは、東電・国のサボタージュじゃないか、といっていましたけど、これも重要な視点で、再稼動・電力不足・値上げのニュースの際は併せて伝えるべきアングルだと思います。

サンデーモーニングの特集は相変わらずで、再生可能エネルギーの負担について市民に聞いていましたが、電源開発促進税や、原発の交付金はいいと思うか、とか聞かないのは偏っていると思います。

固定価格買取制度が十年前につぶされたときの話もしていましたけど、潰した人間の個人名を挙げないのもとても良くないと思います。

寺島さんは相変わらず原発が安いかのようなでんぱ発言を繰り返していますが、ただでさえお金がかかるのに、安全対策を端折ったり無理矢理安く見えるようにしているのが現状です。
田中優子さんが発送電分離に触れたのは当然ながら重要です。

最後の岸井というのはジャーナリズムの凋落の象徴のような人で、この際いえば視界の端に入るのも苦痛である。辛抱して話を聞けば、原発は田中角栄の過疎対策だった、とか美談をでっち上げようとしているように聞こえるんですけど、核武装をはじめ、もっと色々な思惑があり、本筋は、普通に農業を大事にすればよかったんですよ。

全体は原発政策が国策であると強弁して電力会社の責任を減免させて媚を売る内容で、どうすればこういう人間が存在するようになるのか、と慨嘆するほど酷いです。

埼玉での枝野やめろデモもかなり賑やかにやっていたもよう。やはりかつてのウォールストリートの百人未満のデモや、パンダデモよりは規模が大きかったはずで、テレビは相応の扱いをするべきだと思います。

7月9日のNHKの午後9時30分頃のニュースでは、関西の計画停電の話をしていて、産婦人科が困るというので赤ちゃん達の映像を流していました。脅迫停電に他ならず(今作った言葉)そこは万が一の時でも区域から外せば良いのですし、ジャーナリズムが関西電力のような体質の企業の言い分をそのまま放送して良いのでしょうか。大本営発表が未だに続いているといっていいでしょう。

大越キャスターは、どちらにしろ節電するのだから、ライフスタイルを考え直そう、とまとめていましたけど、数字の信憑性や、浪江町長がいうような国と関西電力のサボタージュなどを追及するべきだと思います。

団地の少年を刺した事件も今週ありましたけど、日本中で抱えているトラブルで、深夜の少年の乱行に頭を抱えている人は沢山いると思います。こういうときこそ警察の出番で、交番に勤めている人が要請に応えて巡回すれば良いと思うんですよね。それで給与・評価がちゃんと出るような仕組みを整えるべきだと思います。

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