Bunkamuraザ・ミュージアム 国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展その2

#その他芸術、アート

このころ、佐賀で江川紹子さんが穢れと福島に対する差別を関連付けたそうですけど疑問だと思います。(http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2298746.article.html
同じ論理の話には前にも書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/52265428.html

江川さんは御用学者を御用学者と呼ぶなといったことで有名で、「将来、あなた方の中から癌を発生する人が出たとしても、それは原発事故とは関係なく、あなた方の日ごろの不摂生が原因です」といったという山下発言を問題ないとみているといって良いでしょう。他にも数々の田中俊一発言をはじめ、他の人の色々な発言が頭をよぎります。

岩上安身さんと福島の障碍の人と放射能との関連付けについても言い争っていましたけど、岩上さんのやり方のディティールは知らないんですけど、あえて言えば、政府がまったく関係ないとして片付けようとしているところを反対側から疑問を投げかけるやり方は、ジャーナリズムとして必要な視点なのではないかと思います。

こうやってみると江川紹子さんの言動に、むしろ「穢れ」として封印しようとしている立場を感じるのですが、どうでしょうか。オープンに議論して、現実を見据えた上で相当以上の補償をしたところに、真に平等な在り方があると私はおもいます。

心理学に話が移りますが、トラウマというのは記憶の欠落のことである、と聞いたんですけど、頑張って思い出してみたり調べたりするとかえってトラウマが消化されて消えてしまう、ということがあるみたいなんですよね。

穢れも同じようなもので、放射能汚染を直視して克服したり除染したり補償をしたりせずに、それを無かったかのようにして、穢れとして断絶・封印されようとしている所に穢れが存在するのではないかと思います。

この頃のニュースとしては、内閣改造ということで特に興味が無いのですが、たまむすびで小田嶋隆さんが田中真紀子を取り上げていたのには疑問を感じました。
テレビが他の事を報道したくないので、再エネに対する内閣の後退や大間原発や報ステでも取り上げていた福島での甲状腺検査の怠慢を初め人命に関わる問題山積のなか、時間潰しにとくに社会に何も影響が無い田中真紀子を取り上げるのはわかるんですが、小田嶋さんが取り上げるのはどうか。
社会の流れをかき分けて枝葉の情報は捨てて本質に迫るのがコラムニストの仕事だと思うのですが、そういう事を出来るマスコミ周辺の人が現代日本では極めて手薄いのではないでしょうか。

他には尾木ママが期待しているとも聞きましたけど、正気なのかと思いますし、失望しますね。

10月4日のTBSの午後5時半ごろのニュースでは最終処分場の選定が難航しているニュースを流していて、良かったんですが、コメンテーターの杉尾さんのコメントに疑問が多く、どこかに作らなければいけないのはわかっているのだから粘り強く説明するべきだ、といっていて、原発の継続が前提になっています。

また、原子力規制委員会が原発の再稼動の判断を放棄したニュースについて、最後は政治が決めること、とコメントしていましたが、素人集団である政治が最後に判断することについては以前から疑問がもたれています。
現状では政治決断がもたらすものは安全が担保されない再稼動であることは明白で、杉尾さんのコメントはこの路線を支持するものだと思います。
玉川さんもツイッターで同じような懸念を示されていましたね。

なにかふにゃふにゃしたコメントで、杉尾さんが山路さんにみえる、このごろ。といいますか、振り返ってみると、日本のジャーナリストは山路さん系の人が多いですよね。

横の女性のコメンテーターの、私の裏庭に持ってこないで、の話は良かったんですけど、近藤委員長などが裏庭に作られるのを嫌がっていることを指摘すると良かったと思います。

特集自体は良く、堀尾さんも珍しくころころ変る環境大臣などの人事に苦言を呈していました。

10月4日の午後6時半ごろのNHKのニュースでは好んで非正規雇用を選んでいる若者を特集していましたが、それ以上に好んでいない人が圧倒的に多いはずなので、どうしてもやるにしても、釘を刺すようにそのことを事前に紹介してからやるべき特集だったと思います。

一人は引き籠りからのリハビリ期間としてありえる働き方ですが、もう一人は音楽を楽しみたいというもので、それは今は何とかなるかもしれませんけど、年金も払えず老後はみえず結婚もできずで良いわけが無く、政府の若者使い捨て政策の片棒を担いでいる感じで、NHKは公共放送としておかしいのではないかと思います。

最後に専門家にキャスターが、病気になったときや老後の時について聞いていましたけど、それについての答えが、社会がこういう働き方を認めてそれでもやっていけるようにならなければいけない、というもので、政府の核になっている方針が使い捨てであることを考えると、どう考えても行きそうに無い方向性の話をしていると思います。やはり全体的におかしなものを感じます。

それにしても政治家の顔は酷すぎます。これだけで社会に対する悪影響は甚大なものです。顔認証の技術が今は発達していますから、特定の政治家などが画面に登場したら自動的に切り替わるテレビがあると売れると思うんですよね。そしてその人物がいなくなって少し経つと自動的にもとのチャンネルに戻るとか。後は例えば「維新」という言葉が出てきたら変るとか、そういうのがあるととても助かると思います!

10月5日の日テレの午後4時55分ごろのニュースではオスプレイの抗議行動を伝えていましたが、コメンテーターの鎌田實は普天間の移設を提案しつつも、日中間が荒れているとしてオスプレイそのものについては否定せず。この前書いたように、アメリカが日本に守られるという幻想を前面に押し出しているだけで不見識であり、オスプレイについては医者失格だとおもいます。
普天間についてもグアム移転を明言しないと意味が無いといえるでしょう。

続いてのヨウ素剤を家庭に常備するのニュースでは、ごたごたもあるだろうから手元においておいて専門家の指示で飲めば良いのではないか、といっていましけど、ヨウ素剤を配布しなかった罪や福島の甲状腺がん隠しには触れず、そもそもこの人は脱原発を明言してヨウ素剤が必要で無くなる社会を提言するべきなのです。

この人はいつも「命の対話」が何とかといっていますけど、小泉が戦争反対といっていたのを思い出します。

10月6日のモーニングバードでは最終処分場のニュースをやっていて、環境大臣・副大臣が変る不手際をやっていましたが、どうしようもありません。

飯田泰之さんはこれでは官僚は変らないからということになってしまう、といっていましたけど、官僚も結構変ると思うんですよね。

最後に一茂さんが必ずいうべきなのにいいづらかったと思われる、これは白紙撤回でしょ、という言葉を発しましたけど、これがあったので同種の番組の中でも良心的だったと思います。

被災地の事などは眼中に無い人達なので、多分環境大臣は叩かれてやっても面白くないので短期で回して行くつもりなのではないでしょうか。

更には最終処分場の候補地を探している原子力発電環境整備機構が人件費・広告費だけで10年間で487億円も使っていることもニュースで伝えるべきだと思います。

この団体は再就職組みの給料は2000万だそうで、この前大竹さんが言っていた様な仕事をしない人達を養っている典型的な団体でしょう。これはすべて電気料金から出ていて、あまりにも酷い状態なのに報道の量が異常に少ないと思います。絶対に不必要と思われるのですが、テレビ広告を打っているらしく、それも大きく影響しているのでしょう。

10月13日のTBSの報道特集ではノーベル賞と絡めて基礎研究を取り上げて、事業仕分けに疑問を呈する特集をやっていましたが、そこに更にこういった話や特別会計について切り込むと、民主党の事業仕分け・公務員制度改革の全貌が観えてくるでしょう。

東電が事故当時の映像をまた少し公開しましたけど、多くの人が行っているように枝野が公開しろといえばすむ話で、どれだけ中枢でマイナスを重ねる気なのかと。

高橋フェローは横柄で言葉遣いが人として信じ難いですよね。映像中で、責任を取ると言っていましたけど、ガスの漏洩に対策が無いのにあるかのように偽装しようとした隠蔽も指摘されていますし、いい加減な発言の責任は取ったのでしょうか?

ニュースキャスターではエジプト人力士の特集をしていて、場所前だからと怪我をしないように適度に力を抜いて稽古をしていた彼を、いつでも全力でやるのが日本文化だと親方叱り飛ばしていましたが、そんな日本文化は存在しません。

古橋広之進も同じような叱責を飛ばしていましたけど、人のピークパフォーマンスを発揮できる期間というのは限られていて、その波を場所にあわせるのは当然です

このように日本文化と称して軍隊的に絞り上げて、肝腎の本場所では八百長をして力を抜いているのではないでしょうか。

そもそも親方はでぶでぶ太っていて、節制と忍耐が足りなのではないかと思います。

しかし齋藤孝さんもいっていましたけど、これでも昔と較べると隨分優しいんですよね。

たけしは日本人横綱いないとまずいのではないかといっていて、明治神宮とかでやる神事だからといっていましたが、「神事」の部分は明治になって権威付けで無理矢理でっち上げた部分が多いと聞きました。メディアを筆頭に相撲協会の宣伝を真に受けている人がとても多いのは問題だと思います。(http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/933/1/59-1-zinbun-06.pdf
本来もっとおおらかなもので、日本の特殊性の中に狭く囲っておくべき競技ではないと思います。

大飯原発はまだ動いていますけど、電力が不足するので再稼動が必要だ、と煽ったメディアには、涼しくなったら再稼動の即時中止を要求する義務があります。主要メディアからそういった声をまったく聞かないとはとてもおかしな事態だと思います。

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