10月8日のサンデーモーニングではかねやんが出ていましたけど、松坂が絶不調でダルビッシュがちょぼちょぼということで、アドバイスを。また走り込めというのだろう、と思ってみていたら、それは誰でも言えるということで、黒田のように上手く溜めろとのこと。
そういわれればダルビッシュは黒田と較べると、特に今期は、弛緩から力を爆発させるギャップが少ない気がしますね。
他には引き分けをなくしてアメリカみたいに徹底的やるべきだ、といっていましたけどまったくその通りで、形式だけのなにかのポーズにしか思えない特別ルールなどはすぐにやめて、しっかり勝敗をつけるべきだと思います。
日ハムについては、中田の復活は監督よりコーチを褒めろ、ということで、監督経験から来る実感なのでしょう。確かに今までの日ハム特集でももっとコーチに光があった手も良いと感じますよね。
せっかくかねやんが生きているのですから毎回使うべきだと思うんですけど、今のテレビの事なかれ主義のレヴェルでは暴走発言が心配なのでしょうねぇ。
風を読むでは寺島実郎がオスプレイも原発もアメリカとの関係を考えて考えなければならない、といっていましたけど、オスプレイはアメリカ国内では反対で飛べず、それを押し返せない日米関係とは何かという事を考える必要があります。仮に例えば、徹底的な対米追従路線を取ったとしても、その範囲でできることはあり、むしろしっかり意見を言わないと等閑視され追従にもならないだろうと思います。
原発については日本の原子力ムラ周辺でアメリカの圧力を利用しているのではないかという評判が多くあり、外圧を装って原発推進を押し通そうとしているのではないかと思います。
原発を推進しないと世界から取り残される、というようなこともいっていましたけど、このときに挙げたアメリカも中国も強力な再エネ推進国であり、そこを見ないことでむしろ世界からむしろ取り残されるだろうと思います。
「風を読む」ではリスク社会ということなのか、文明と安全についていっていましたけど、儲けようとするとリスクが発生して人命が脅かされる、ということですけど、こういうことを議論する前に、前にも言いましたけど、例えば水俣病が発生したのは、仮に、儲けようとしたからだとしても、それを放置して異常に被害が広がったのは(賠償金の節約が本質ではありますが)経済とはまったく関係が無い人の不作為であって、ここを分離して考える必要があると思います。
そういう事をしないと、経済重視か安全重視かの二分法を逃れられず、本来この二つは矛盾しないものだと思うのです。
あとは、前に原発事故が刑事に馴染むだろうかと書いていた朝日新聞の寝言のようなコラムを紹介しましたが、これは国策であるというなかにすべての責任が吸収されてしまうという考え方で、国策であるということと、対策を取るべきだという勧告を無視したことや、ベントが出来ないようになっていたことspeediやメルトダウンを隠していたこと、等等等等との責任はまったく別個で分離して認識しなければならないのです。
そもそもこの人達は、刑事以外の責任にしてもほとんど追及していないといって良いのではないか。
水俣の処理の遅れと同じで、そういう分離をさせなくしてしまう危険がこの論理にはあると思います。
大阪のスケートリンクが閉まりそうだというので、匿名の一億三千万円の寄付が届いたそうですけど、本来なら国が出すべきお金です。国土強靭化には出しますが、スポーツには本当にお金を出しません。
今までの政府は方向や価値観を決めてお金をばら撒くタイプでしたが、これからの政府は市民の価値観・モチベーション合わせて予算を出していく型にシフトするべきだと思うのです。
今非常にスケートが流行っていて、これを極めたいというモチベーションは国の宝だと思うのです。それにあわせて、それを上手く生かせるように予算を配分する。
スポーツ文化は成熟して、健康の増進など波及効果は多岐に渡るでしょうし、そして、その中から浅田クラスの人材が3人、4人と出れば非常に国のためにもなると思うのです。
この文章を書いたあとに10月10日の報ステでiPS細胞の助成金のお話をやっていて、有給を取って近所の病院で生活費を稼いでいるiPS細胞の研究者の方が、アメリカの3000億円の助成金と日本の64億円の差について話していましたけど、アメリカでは研究者などが有望な分野だ、と言って政治家や官僚に働きかけると、よしわかったと助成金が出るが、日本では国が出そう思っていたところにしか出さない、と仰っていましたけど、根本的に同じ話でしょう。
この前SASUKEの山田の話をしましたけど、環境に合わせて仕事をするということが壊滅的に出来ないんですよね。
スタジオに戻って復興予算から核融合に42億が出ているという話がありましたが、iPSの助成金が64億ですから、なんと肉薄しています。特許庁がシステムの構築に失敗したのに払い続けて無駄を指摘されている金額が55億です。救い難い政策の貧困さといって良いのではないでしょうか。
10月8日の報ステでは、PCウイルス感染で誤認逮捕されたニュースをやっていて、ネット・携帯の害に触れて、三浦コメンテーターがたまに携帯やネットの使用をやめてみたらどうか、といっていましたけど、過度に依存しないことは当然大切ですが、対策として非常に浅いと思います。
かつて「ケータイを持ったサル」という本が出ましたけど、それではそういう本を読んでいたであろう(恐らく携帯を当時使いこなせなかった)上の世代が若い世代よりしっかりしていたかというと必ずしもそうとはいえないと思うんですよね。三浦さんもこういう読者の人達と通底するような感覚で言っているのだと思うのですけど、しっかりしているとはいえません。
これはネットであるとか、携帯がどうであるとかという以前に、人として基本を作っていく社会の部分が壊れているということなのだと思うのです。もちろん携帯やネットを使用そのものの量をたまには落としてみて、気分を初期化してみるのも重要だと思うのですが、これからの時代そういったものの使用が更に社会的に必要となってくる時代になるでしょう。そういったものを積極的に迎え撃つ為には、こういった人として基本を作っていく社会の部分をより強くして、ネットや携帯を使った上で強力にそういったものを展開していく力をつけていくことが重要だと思うのです。
メジャーではチェンは良く抑えたようで、良かったですね。この人はネットとかでも良い評判しか聞かない、珍しいとも言えそうな人なんですよね。好漢の雰囲気を感じます。活躍して欲しいですし、日本のメディアにももっと放送してもらいたいと思います。当日の報ステで三秒くらいだったと思います(^_^;)
10月10日には、政府、冬の節電要請検討
(http://www.asahi.com/politics/update/1010/TKY201210090701.html)
ということで一斉にメディアの節電を煽る報道が始まりましたが、昨夏や昨冬、今夏の反省はすでに済んだのでしょうか。
昨夏は一日中の節電の煽りでエアコンをつけずにたくさんの方が亡くなりました。それでもまたこの冬も国民を騙そうというのでしょうか。
それにしても北海道電力にしてもまったく設備を増設しようという気概を感じません。
「このため、全国で1年を通して節電の定着が必要となる」(朝日一面)
とありますが、百歩以上譲って節電をしないと電力が足りなくなるとして、再エネや火力を中心とした増設をしない理由は何なのか。本当にやる気だったら突貫でメガソーラーとかを作って、プロジェクトエックスとかの種になると思うんですよね。
山中教授のニュースがたくさん出ていますけど、クローズアップ現代なんかを観ていても、三白眼で真面目な人なのかと思えば結構ギャグを挟むんですよね。うけを取らないと死んでしまう病の人なのではないか、という気すらするんですけど、どんなものでしょうか。やはり関西人なんですかね。
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