サントリー美術館 「来て、見て、感じて、驚いちゃって!おもしろびじゅつワンダーランド」その3

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11月20日のTBSの夕方のニュースでは公務員宿舎の家賃が二倍になるというニュースを伝えていましたが、そもそもが駐車場付きで一万五千円といった状態であって、何も補足を入れずにこのような伝え方をするのは税金の使い道を監視するという報道の役割を果たしていないと思います。むしろ一体化を感じさせるのです。

11月20日には鳩山由紀夫が不出馬を決めましたけど、あえて言えば軟弱で、責任放棄を繰り返したといっても良いでしょう。日本には淡白なのと清廉を履き違えている人が結構いると思うんですよね。捨石になるまで最後まで残るのが公人としての責任といえるでしょう。

長い石原都政もやっと終わりましたけど、その間に彼よりはるかにリベラルで、実際に選挙をやれば勝てそうな著名人は結構いたと思うんですよね。なんで出ないのかと思いますし、実際あったかもしれないもしかしたらの未来と比べた時に、日本の今の状況は相当酷い可能性があると思うんですよね。なので、非難に値するというのが私の意見です。

経団連からも石原非難が聞こえてこないのが、ある面不思議なところで、特に車メーカーがいわないのはとてもおかしいと思います。原発賛成ならなんでも良いということなんでしょうかね。
保険は日本企業ですし、平和堂がどうとかいっている暇があったら、石原不況を振り返り、問題を掘り下げるべきだと思います。日本の金と権力に弱いメディアが一番の危険要素であるとおもいます。

石原は原発の抑止力を声高に言い始めて、そういう人間は何人か、特に事故後から今日までいましたが、それだけで戦後の日本の平和の歩み、という外交努力に大きく傷をつけ、国益を損なうものであることを自覚して欲しいと思います。

今後の外交にも大きく影響するでしょう。外交とはカードの切り合いであって、本当はあまり良くありませんが仮に実利的な面だけでみても、大きなカードを周辺国が手にすることになるのです。

平和国家とは戦後のアジアに対する責任だったわけですが、それが果せなかったということになり、その重みを感じるべきだと思います。

他にも石原は核武装で国の影響力が高まるといっていて、北朝鮮を例に出していますが、駄々っ子国家になるつもりなのか。アメリカも例に出していましたけど、反米を惹起するデメリットは大きいですし、いずれ廃絶していかないとテロに使われる危険性は相当高いでしょう。今の国際関係は威圧して従わせるというような状況にはなく、特に日本は国の成立の過程上非常に持つとデメリットが多い位地にいることを自覚するべきです。他にも核武装論者で有名な人には評論家の宮台真司さんがいますけど、こういったことが視野に入っていないのではないかと思います。

ついでにいえば、核兵器でテロが可能な時代になると、今以上に外交を柔らかく展開していかないと一瞬で壊滅する可能性があり、そしてそういう時代に入った時に前時代のナンセンスな外交は大きな負債になるだろうと思います。

いままでの歴史を観ていってもそうですが、だんだん威圧的な外交というものがマイナスになる場面が増えてくるだろうと思います。

11月21日のモーニングバードでは民主党幹部の、スッキリした、という声を伝えていましたけど、本音ではどう思っていたとしても党を作った本人にいうべきコメントではありません。だから子供の集まりといわれるのだし、伝える側も「幹部」ではなく実名で伝えるべきです。

スタジオに戻って政治評論家の伊藤敦夫さんが、暴走していた、といっていましたけど、メディアがでっち上げたもの以外で暴走があったでしょうか。
それにしても、本来のマニフェストの正反対である党の方針に反対したがために追い出されるわけですが、そういった観点から報じているのみたことがありません。この観点の無視はテレビ全局で1、2年強固に続いていて、ここにも異常な病巣を感じます。

仕方が無いので、報道せざるをえないくらいに鳩山が強調するべきだと思うのですが、メディアがそういう観点をごまかしたがっていることを深刻に自覚していないんでしょうね。

直後に、農業からtpp賛成の動きが出ている、というコーナーに入りましたが、工場生産のようなかたちで野菜生産をしている人で、これは農家とは呼びません。情報操作も大概にして欲しいと思います。

国益に沿わなかったらやめる、と石原は言っているようですが、参加の圧力にこれだけ脆い日本が一度入って抜けられるはずがなく、加えて日本の外交には日本の国益という観点はありません。

アナウンサーは参加は避けられない、というのを繰り返し、アメリカが日本を作り変えようとしているのは陰謀論だ、とコメンテーターの萩谷順がいっていましたが、具体的な事例を挙げて検証もせず言い切っており冷静な態度を欠いています。

TPPに参加すると対米関係が修復するから野田は参加しようとしている、と伊藤敦夫さんがいっていましたけど、むしろオスプレイなど改善すべきは向こうであり、日本側から何を改善するというのか。
アメリカに利益を吸い上げられるわけではないという、先ほどのコメンテーターんぽ主張とも矛盾しています。

日本の農業は潰れる潰れる、とばかりいっているともいっていましたが、現在でさえまったく生計が立たず、お年寄りしかやっていない状況であって、智慧も出さずに勝手な放言をしており、看過できません。都会にいるあなたが農家の負債をすべて引き受けたらいかがですか。

野田がオバマにTPP加速を約束したのと連動した特集なのでしょう。

本当にテレビは電波を持っている資格が無い、というのが正直な感想です。一日も早くメディア改革をしないと、一日一日、日本があらぬ方向に強烈に引っ張られることになります。

11月21日のワイドスクランブルではTPPの解説をフリップでしていましたが、農業に絞ったもの。直接関係ないとはいえ、大下さんも恥ずかしさを感じるべきではないでしょうか。

選挙グッズの特集とかやっていましたけど、やる事をやらないといかにも間の抜けた感じにみえてしまいます。

11月21日のNHKのニュース9で最後に大越キャスターが鳩山も昔は旧民社党の年長の議員を排除したので、今度は自分が排除されたんだ、ということをいっていましたけど、武村正義が排除されたのは住専問題で追及を受けていたからであり、今回のことと同列には語れません。党の創立での私財のつぎ込み方もものすごいものがあります。

私も今回この文章を書くために当時の事を調べ直しましたが、即座に当時の「排除の論理」の事を出されて今回のことと比較できる人がそういるとは思えず、そういった部分で歪んだ情報を出してごまかすことは、非常に不誠実で卑怯とも言えるやり方だと思います。

今回のことは国民との信義を野田政権が違えた事に端を発しており、それを追及しないメディアはジャーナリズムの名に値しないのみならず、何かの力によって情報を出す、非常に罪深い組織になっていると思います。

「排除の論理」という言葉が気になります、というコメントに至っては、言葉尻を捉えた難癖であって、これをこの時間帯のNHKで流すことは、印象操作に他ならないと思います。

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