東京国立博物館 平常展 特集陳列「江戸時代が見た中国絵画」その1

#その他芸術、アート

サンデーモーニングではまた憲法を取り上げていて、毎週ですけど、どうしてもTPPや原発を争点から外したいという政府の意向を電通経由で受けているのではないでしょうか。この毎週の特集には腐臭を感じざるを得ないのです。

ワイドショーなどはまたいつもの挑発だから放って置けばいいという(わたしなどの)意見を無視してひたすら危機を煽る報道を繰り返しましたが、開城工業団地が再開に向けて動き出した今になっても、挑発に乗ってしまった無意味な報道を振り返ることも無く北朝鮮の報道で画面を溢れさせています。

そのような事をしている間にたとえば日本のエネルギーの将来を占う「メガソーラーに暗雲 売電申請の7割、門前払いも」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130526-00000067-san-bus_all)といった重要なニュースがありましが、テレビで流れているのをみたことがありません。避難者が東電と裁判で争っていたり、不当な賠償額の少なさに苦しんでいる時に、極めて怠慢であって、電波を使う資格が無いのではないでしょうか。

5月3日の朝日新聞によると中国では「「視聴率」のため安倍政権を攻撃する言葉を意図的に選ぶ」そうですが、視聴率諸々のために北朝鮮に時間を割きすぎているのではないでしょうか。特にテレ朝のお昼の番組がひどいと思います。

「原発2基廃炉で三菱重工に賠償請求へ 米SCE 」(http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD0802U_Y3A600C1TJC000/?dg=1)といった重要なニュースもまったく流れません。原子力ムラの住人でいて恥じらいが無いのではないでしょうか。

4月27日の朝日新聞の片山杜秀さんの「主権と回復」の文章は面白い所もあるんですけど、気になるところもぽつぽつと。

「戦前の日本は、「この戦争に勝てば大東亜共栄圏ができて日本は繁栄する」と、将来のビジョンを示している」と安倍の「美しい国」のビジョンの貧困さと並べていますが、果たして大東亜共栄圏をビジョンと呼んで良いのか。僕はそうは思えませんし、成立する前にすでに破綻しているようなものなのではないでしょうか。現代のアジアの市民に対しても失礼ではないかと思います。

私は実は片山さんの歴史系の本は読まないことにしているんですけど、ちょっと危うい感じはするんですよね。少し昭和初期を陶酔的に語るところがある。「昭和初期ロマン」と個人的には呼んでいるんですけど、たとえば軍部が建前として掲げていた自分勝手な論理を未完のロマン的に扱うことがあるんですよね。そういった所が軍部の大東亜共栄圏を「ビジョン」としてしまうようなところに表れているのではないかと思います。

著書でアファナシエフを「遠距離思慕者」(音盤博物誌 235ページ)と書いていますけど、片山さんにもそういう傾向があって、それが歴史観に投影されているように感じます。

そしてそういった方向に行く一つの理由として、戦争というものに対する、主観的な痛みがちょっと欠如している所があるのではないかと思うんですよね。

吉田秀和は日本の評論家の中でも音楽を身体的に理解するという点で最も薄い評論家の一人ですが、そういった系譜に連なっている、ということの影響が表れているのではないかと思います。

あと、文中読んでいますと、愛国心が政治的なものしか想定されていないんですよね。

当時の文献を読んでいると、中国にしても朝鮮にしてもどのように国民に愛国心を育ませるか非常に苦慮しています。
日本にもそのように愛国心を醸成しなければならないという意識が明治政府にはあったようですが、結局そのようなことが上手くいったのは、江戸時代にすでに風土や地域に根ざした愛国心が醸成されていたからだと思います。

そういったアドバンテージが明治の初期や戦後の復興の一時期には生きていたのではないでしょうか。

もう一つ気になったのは、「日本の精神主義は、「持たざる国」であることからきています。」という所で、何故持たざる国であることを自覚しなければならなかったか、というと政府による、外圧に対する過度のあおりがあった、ということが重要だと思うんですよね。

また戦後の「持たざる国」という国家像は、原子力ムラによって作られた架空のものなのではないかとすら言われています。(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/53422903.html

またもう一つは「空襲も音で判断しろと学校でレコードを聞かせ、「これはB29だ」と教えている」と当時の異常性を解説していましたが、これは意外と役に立つのではないかとおもいます。
第一次世界大戦でクライスラーが銃砲弾の音を聴き分けて距離と方向と国籍を割り出していたという話もありますけど、これは相当なパフォーマンスですけど、こういう耳に頼った分析は意外と身近な役に立つでしょう。

有名な竹槍の話も特にB29を落とすためではなくで、女性の護身として教えていたそうですが、それならやらないよりは効果があるともいえるでしょう。

司馬遼太郎さんが良く話されていてた「骨董兵器」の話なども、実際はそこまで古かったといえなかったのではとも言われています。どうも司馬遼太郎さんの「昭和」は架空の話を拾ってきて異常性をきわだたて過ぎていて、身近な教訓として扱えない所があったと思います。

戦後はそういったおかしそうな話を拾ってきて、頭が狂った異常な時代、として片付けがちでしたが、戦時中の狂気は実は現代でにも潜んでいるものであって、それを見逃してしまっていたのではないかと思います。そしてその帰結が原発事故であったといえるでしょう。

「中国、有人宇宙船の打ち上げ成功 宇宙実験室とドッキングへ」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130611-35033267-cnn-int)は工業施設にフィルターもつけないでこのような事をやっているのですから、本当にひどいと思います。

「岩隈が7回1失点で7勝目!防御率は1・79」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130611-00000521-sanspo-base)というのも見つけましたけど、本当に岩隈は優れたピッチャーだと思います。凄く仲の良い夫婦だったんですが、不倫スキャンダルを起こして一時期崩れましたけど、それがなければ、敵無しだと思います。

この前報ステでやっていた、メジャーのマウンドは硬いので、沈み込むフォームから直立したフォームに改善した、というのが流石の対応力で、今年調子が良いのはそういうこともあるのでしょうね。

松坂が活躍できなかったのは、結構そういう細かい調整力を発揮できなかったというのもあるのでしょうね。力任せの所がありますから。

メジャーの選手が上半身で投げるのはてっきり民族的なものだと思っていたんですけど、マウンドに適合したものでもあるんですねぇ。逆にフォームからマウンドが形成された可能性もありますけど。

また日本で下手投げがそれなりにいて、メジャーではほとんどみかけないのもこういった所からきているのでしょうね。

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