太田記念美術館 歌川広重「月に雁」-花鳥風月の美 その3

#その他芸術、アート

NHKではカネミ油症事件についてやっていて、事件の被害者の子供にすでに二人、口唇口蓋裂の患者の患者が出ているのに、ダイオキシンの血中濃度が低いので関係ない、と言われて、認定されていないとのこと。一人の子供は4カ月で死んでしまったが、差別にあうので、親類にも、地域にも言わず、ひっそり亡くなって行ったとのこと。

節約の構図は全く原発と同じで、何百回同じことを繰り返せば、改める気になるのか。ダイオキシンは子供に大きな影響が出ますので、より深刻な部分も多い、大変な事件であることを痛感させられます。

「みのもんた「朝ズバッ」降板TBSが発表」(http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20131025-1209077.html)は自分の息子に生まれたので騒がれてかわいそうだ、とかそういうのばかりで、育てた話がないんですよね。全般から、随分感覚がおかしいなというのは感じます。やはりそういう部分に原因があったと推測できるでしょう。それ以前に、コネ入社などでやりたい放題ですが。

「リッツ大阪食材偽装、返金へ…総支配人が会見」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131026-00000686-yom-soci)ではオリオル・モンタル総支配人が責任を取るといっているが何もしない状態で、古舘さんも何を言っているかわからない、と言っていましたけど、本当にどのように責任を取るつもりなのか。返金して、それでおしまい、というものではないのです。しかも、返金もできるかどうかわかりません。

10月26日の天声人語では「はじめにおわりがある。抵抗するなら最初に抵抗せよ。」という元朝日新聞のむのたけじ氏の話を引いていましたが、この言葉も微妙にずれを生む元と言いますか。

出たばかりの「そして、メディアは日本を戦争に導いた」(半藤 一利 (著), 保阪 正康 (著))の惹句には、「軍部の圧力に屈したのではなく、部数拡大のため自ら戦争を煽(あお)った新聞。」とありますが、上のような言葉は、抵抗した末に敗れた、という史観を生みかねないのです。そして、戦前を反省したかのように見えて、そのような史観が戦後もずっと朝日新聞の公式史観で、井上ひさし氏などを通じて国民に知れ渡っていたと思うのです。

正しくは戦前から拝金主義で、歪んだ記事を書いていたのであって、戦後はさらにその傾向が強まって行ったということでしょう。そして今も拝金主義であったと正しく総括せず、歪んだ誤報を生み出し続けているのです。

ただこの本は、読んでいないので、本当なら全体を読んで精査したうえで、上の文句を位置付けなければいけませんが。
前にも書いたように半藤さんの歴史観には承服できない部分も多いのですが、軍と一体化して利権に群がる姿は「戦争と戦後を生きる」( (全集 日本の歴史 15) 大門 正克 (著)158ページ))などにも書かれていて、メディアについてのこの文句には間違いがないといえます。

私は半藤一利さんの本も、保阪正康さんの本も数冊持っていますが、その中でメディアを前面に押し出したものも無ければ、章の中で扱っているのもみないくらいです。(こうやって振り返ってみていくと、保阪さんの本も、政府内での力学の解説に偏っているものが多かったとも言えるのかもしれません)

今このような惹句の本が出版されるのは、震災以降に特に大きくなった、ネットなどでの大手メディアに対する批判に歴史的な視点から応える意味があるのでしょう。

久米さんのラジオでは、オリンピックに反対すると非国民という風潮に抗って、オリンピック反対のメッセージを募集。

少なく見積もっても、ただでさえ国土強靭化で足りなくなっている復興の人手がさらに足りなくなりますが、そもそも打ち捨てるのが霞が関の目的と言いますから、それにのっとっているといえるでしょう。本来は止めるのは国民しかいないのですけどね。メディアも国と結託していて伝えませんから。

「大学新設、来春5校認可 文科省審議会、全申請認める」(http://www.asahi.com/articles/TKY201310260006.html)は認めるというより、天下りのために「作らせた」という表現が適切でしょう。補助金でいらない大学を増設し続けるこのようなシステムを放置してはなりませんが、そのことにテレビ・新聞は触れません。サイバー関連の学校は必要だと思いますが、それも既存のものをリニューアルする形で十分数としては間に合うはずです。

「フジテレビ「ほこ×たて」放送取りやめ 出演者のネット告発受け「不適切と思われる演出」確認」(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1310/24/news139.html)は絶対今回が初めてではないと思うんですよね。他の事例も含めて正直に話してもらいたいところ。

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