サントリー美術館 Drinking Glass―酒器のある情景 その14

#その他芸術、アート

「送電線にパラグライダー宙づり 3時間後に救助」(http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000017209.html)で思ったんですけど、東電などは総括原価方式なのですから、電柱を埋めていればよかったと思うんですよね。

制度が悪いうえに、制度の中でも最悪の振る舞いをする、というのが、新自由主義をはじめとした国のあらゆる政策と共通点があるところです。

モーニングバードのGウーマンは京黒染め師の女性の後継者の方。このシリーズは結構伝統文化系の女性が出てくるのですが、みな業界の自由な気風に迎い入れられたというよりは業界そのものが亡びそうなので、女性が受け継がなければならない状態になった、というのが、表す言葉として適切でしょう。
稼業として成り立たない「女性の職業」になってしまっているといえるでしょう。

地方分権が進んでいくにつれて、こういう文化は復権していくと思うのですが、そこでまた、女性が中心になって活躍できる状態でいつづけることが重要だと思います。

びっくりサーチはおもてなし最前線。結論で強調されていたのはおもてなしは型ではできない、ということで、やはり気持ちを働かせて、相手の要望を言われる前に感知するような、センシティヴな姿勢が必要でしょう。

本来茶道の型なども、型の学習の中でそういった姿勢を醸成するためにあるのですが、そのようなものを本当に喚起するような文化になっているか、極めて疑問だと思います。型が目的に、なっていないでしょうか。

「在コンゴ大使館放火容疑、外務省職員を逮捕 警視庁」(http://www.asahi.com/articles/TKY201312010228.html)は報道で使われている映像をみると、他の職員がずっと燃える大使館を見詰めているのに対して、放火した当人は後ろなど周囲をきょろきょろしていて、まさにイスカリオテのユダばりです。

火付け強盗ならぬ火付け横領ですが、放火しなければばれなかったんじゃないですかね?他にも、金庫の中にそれっぽい紙束を置いておけば、炭化して開けないということになって、露見しなかったのではないかとも思うのですが、過ぎたことです。

しかしいったいどうなっているんですかね。いろいろほかの職員からもお金を借りていたそうですけど、そこまで貧窮する給料でもないでしょう。やっぱりなにかの病気みたいな感じなのでしょうか。

この問題はなかなか闇が深いみたいで、小泉政権以降に急増した大使館数が背景にあるとのこと。在留邦人96名の所に14人の職員がいたらしく、無駄で利権化して暇になった末に起こされたとのこと。

仕事を増やすのが仕事、という公務員の悪弊が引き起こした事件であるといえます。そして私のような比較的こういった問題に興味がある人間でも、今日にいたるまでそのように利権化している構造を知りませんでした。これは官と一体になったメディアの不手際といえるのではないか。そういう意味でも原発事故とも共通の構造を持つ事件であったといえます。

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