都知事選は結果が出ましたが、いの一番に言うべきと思うのは、大手メディアの報道です。
やはり、スキャンダルがマスメディアによって、知らされなかったというのが大きいでしょう。
ネットでは情報弱者・強者という言葉が飛び交っていますが、普段忙しい人がマスコミからの情報に頼らざるを得ないのは仕方がない面があると思います。
ネットでは知っている人が必至で拡散していたりしましたが、そういう情報にしても、本当に吟味しようと思うと裏を取るのに時間がかかったり、それでもよくわからなかったりするものです。
知らないで投票した人は、大手メディア風に綺麗に言って悲劇ですし、率直に言えば詐欺にあったようなものなのではないか。
しかしあまりにもひどいので、すぐに失職もあり得るのではないですかね?波のまにまに、といったところでしょうか。
正直この天候でなおかつ、舛添に入れに行く人は気がどうかしていると思います。
細川候補は脱原発を最優先に掲げていましたが、本当に脱原発をしたいのなら、最初から仲間全員で宇都宮さんを推していればよかったと思う。たぶん、宇都宮さんは「仲間」ではないのでそれが出来なかったのでしょう。細川氏が脱原発を優先できなかったのが、今回の結果につながったのではないか。
あと細川候補は、福祉とか公共事業は、誰がやっても同じだ、ということを言っていたんですよね。そんなわけはなく、他の候補はそれぞれ福祉や公共事業に関して違います。
おそらく、舛添・田母神あたりと同じだということで、宇都宮さんは視界に入っていなかったのでしょう。流れが違うので、完全無視だったのではないでしょうか。
やっぱり、細川候補の腰が入っていない中途半端さに振り回された、というのが今回だったといえるのではないか。
保守の分断作戦だったともいわれますが、それはよくわかりませんが。
自民党候補ならだれでも勝ったのでしょうけど、それにしても、この雪の中で舛添に入れに行く人がいるというのは、おかしな話です(2回目)。
さっきも「さんまのからくりテレビ」で、自衛隊に潜入特集をやっていて、案内を務める選抜されたエリート女性パイロットは「永遠の0」が好きな映画、ということでやっていましたけど、このような平和なバラエティでこのようなことをやっているのは、前代未聞です。「タモリ倶楽部」でマニアックに潜入する、というのならあったのですが。
こうやってみると、やはりハト派の候補は勝ちがたい社会の雰囲気なんだな、というのがわかります。
番組中でも防空識別圏について触れていましたけど、中国の威嚇に対して、社会全体が力んでいる状態なんだと思うんですよね。しかし考えてもみてほしいのですけど、こういうことをやって頑張っても、国が強くなるわけでは無いんですよね。
日本古来の武術では、勝ちたければ勝ちたいほど、脱力しろと説きます。
力んでも頭に血が上って判断を誤るだけです。「ちょっと前」にもそういうことがあったばかりですよね。
柔軟な内政を布き、真の国力を充実させ、外に向けても何事もないかのように平常心を保つのが、一番の備えなのです。
日本の主権者には、日本古来の智慧を思い出してほしいと切に願います。
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