愚直な政治、忘れたのか 衆院解散、首相表明 特別編集委員・星浩

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18日のNHKのニュース9では高倉健のニュースをここまでやるからここから会見してくれ、ということで官邸側と時間を調整して流したとのこと。7時10分から流すことになったとのこと。

権力を監視する機関としてあってはならない距離の近さではないか。

サンデーモーニングでは解散風について。

報道番組なら報ステのように読売から出てくる胡散臭さも掘り下げるべきですが、他局・他紙は批判しないのが大手メディアです。

ネタを政府からもらう仕組みの根幹にかかわりますからね。

街頭インタヴューでは「何を問うんだろう」という町の声を紹介。

しかし番組中にもあったように、原発再稼働・特定秘密保護法の是非・辺野古・安全保障・経済政策と争点は満載です。

重なりますが、そもそも歴史修正主義者が首相でいてよいのかといったことや、国土強靭化や税制、福島の事故処理も含めてものすごく争点はたくさんあります。

近々では珊瑚密漁に対する対応を問いたいですね。自国で自国を守れないなんて、馬鹿な国だと中国も思っていると思いますよ。海底は無残な状況のようで取り返しはつきません。

これ自体が原発事故直後に街頭インタヴューしているにも関わらず、メルトダウンや東電のとの字も出てこなかった時と同じく、作為的に選別されたものである可能性も高いです。

とはいえ、このような発言が出てくることは、メディアの報道の照り返しである可能性が高いでしょう。

原発事故直後の衆院選でも、大手メディアは争点が無いと言っていました。「決められない政治」という言葉だけが争点であるかのように流布されました。

同じごまかしが通用しようとしている、通用させようとしている状態であるといえます。

モーニングバードでは高木美保さんは、消費税を上げる前は上手く行っていたのでは、といっていましたけど、成長率はずっと下がっています。このような報道はされないので景気が良かったように錯覚してしまうんですよね。

それは政権の狙いであって、メディアの圧倒的な落ち度です。

将来世代につけを先送りするのかしないのかの2択で全ての報道が統一されているのが記者クラブメディアならではの気色の悪さ。

モーニングバードをはじめ、街の声でもその二つしか取り上げず、無駄遣いに対する言及はなし。

前も書きましたけど、人の良心に付けこむのが、戦前の「愛国心」に似ていると思います。

朝日新聞の天声人語がその典型ですが、無駄遣いや、低所得層に負担の多い消費税以外を含めた税制の話しも無し。

将来世代のためのつけを先送りするのか!と書いているこのような新聞は国民に気が付かれないように軽減税率を求めており、この矛盾には、廃棄物系の罵り言葉をぶつけるよりほかにはありません。

いままで首相と飲み会をして、さんざん煽ってきた責任を今こそとるべきなのです。

「愚直な政治、忘れたのか 衆院解散、首相表明 特別編集委員・星浩」でも、消費税を上げて財政再建か、つけを先送りかの二択で、国土強靭化や法人税などにはまったく触れません。

このことをやらないと安倍政権の失策がみえてこない。そして、消費税をあげることで日本が良くなる、という文脈だと、いづれは消費税を上げる安倍政権に対して、消費増税反対でまとまりつつある野党に不利、もしくは「首相会見、野党が批判 消費増税先送りが争点「否定する政党ない」」(http://www.asahi.com/articles/DA3S11462870.html)の記事のように意味をなさない二項対立になるといえるでしょう。

財務省に対する盲目的な追随は、戦前の軍部との癒着も想起させます。

記者クラブばかりが質問した18日の会見でも、こういった質問は一切飛ばなかったようですね。

人としての基本を忘れているのではないかと問いたいです。

夕刊の素粒子もこの系統。誰がどこからみてもおかしいのに、新聞社だけで一致しているのも、薄気味悪い同質性です。

こういったことを指摘して選挙を行うのが正道ですが、嘘の上塗りで民主党は岡田・野田といった所を根っこにいまだに消費増税に固執しているようです。特定秘密保護法にも賛成とのこと。原発に関しても自民党との違いはないようです。

彼らは自民党に入党したらどうか。私財を叩いた鳩山が報われないだろうというのが率直な感想です。

民主党は党として存在しないも同然ですし、かえって日本の邪魔でしょう。

19日の大竹まことさんのラジオは伊藤惇夫さんを招いて、解散などについて。

資本主義がどのように発達してきたかというと、先進国が開発途上国から資源を吸い上げて高く売りつけるということで発展してきた。しかし、開発途上国が底上げされてくると、これが成り立たない。なので今度は国内で収奪される側と収奪する側に分かれて行く、という現象が起きているとのこと。

パックンとか、オバマケアを称賛しますけど、格差自体はどんどん広がっているんですよね。オバマ政権の性質上これはあってはならないことではないか。

安倍政権は社会保障の一体改革をしていない。削っていく話しかしていない。という話。

定数削減もしていないのに、新聞でもテレビでもまず言いませんよね。

争点があるとしたら、一強多弱が良いのかそれとも野党と与党が拮抗した方が良いのかということ、とのこと。
争点は多いのでそこはどうかと思いますが、取りあえずはそういう話。

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