「不正アクセスで年金情報125万件が流出か」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150601/k10010099511000.html)はセキュリティ全般についていえば、そこそもこういう性質のものをインターネットにつないでおくこと自体が悪いと思います。
本来なら、ネットにつながっているPCでデータを扱うことを禁止し、破った際には厳しい罰則を設けることが最低です。
それをやれるのにやらなかった(歴代の)その職責にある人が真の責任者として責任を取らなければなりませんし、追及されなければなりません。
「サイバー攻撃」でというからどんな物々しい攻撃なのかと思ったら、攻撃とも言えないただのうっかりです。東海村の「バケツでウラン」に近い状況。こういう表現にすら疑問を感じます。
専門家も「初歩的な攻撃」と解説しています。
これでも安倍政権はマイナンバー制を強行するんだろう。そして何が起こっても責任を取らないに違いません。今回も責任を取ったという話はありませんよね?
私事で覗いたり、一項目漏れるにつき責任者を禁錮刑にすればよいと思います。極端に思われるかもしれませんが、これまでの責任逃れやデータの重要性を考えると、それですら大丈夫なのかと思うくらいです。
公表されたのが情報流出の後というのも問題です。それまで公表しないと判断した責任者も責任を取らねばなりません。そうしないと公表しない得になって、同じような事件がいつまでも繰り返されるのです。
ごまかした方が得をする仕組みになっているからこのような時に対策・公表が遅れて傷口が広がります。
何故住基ネットを使っては駄目なのかの適切な説明もありません。
3日の「every.」では「新種のウイルスだったため~」などと流していましたが、新種のウイルスに対応できないのではどうしようもありません。
観ている奥様方は「あ~そ~だったら仕方がないわねぇ」などと感想を言うような作りになっています。
「マイナンバー制度、国民のメリットは?」(http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=42392)と、4日の報ステでは総務官僚の再就職の話が出ましたが、我欲に塗れた制度であるのは明らかなのではないか。
欠落しているのはどうしてパスワードを設定しなかったのか、という原因を探る報道です。
これは責任を探すことと同義ですから、無責任社会を作ってきたメディアは意図的にやらないのだといえます。
そしてこれは、諸々の仕組みによって国に近いメディアになっているからなのです。
サンデーモーニングでは大宅映子氏が、アメリカのFBIのようにこういう時に対処する機関を作るべきだ、と提言。
しかし監視する第三者機関は民主党が作ったのですが、自民党が民主党が作ったものだから廃止したためにこのような事件が起こった背景があります。
メディアがこういった重要な報道を横並びでやらないので、国民どころがコメンテーターを務めるような人間でさえ知ることができないのです。
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