サンデーモーニング“千の証言スペシャル”～被爆７０年 長崎から～

サンデーモーニングなど原爆の特集が多いですが、原爆と原発を切り離して、全く原発に触れない部分が心に響きません。（ちょろっと話題には出た）

その齎す被害は同じものであり、東日本大震災の時は、東日本が壊滅するシナリオがすぐそこにあったのです。

サンデーモーニングでは、国が被爆認定している広島の爆心地から３.５キロの中から外で被曝して原爆症特有の多重がんで亡くなった方の細胞からは未だに放射線であるアルファ線が出続けているとのこと。

近くで採れた野菜を食べてそうなったらしく、これは内部被曝です。

東日本大震災でも、お年寄りとか、そこらへんで作ったものをなんとなく食べていたと思うんですよね。そういった被害はどうなるのか。発掘されてフォローされるのだろうか、という疑問がわきます。しかもフォローされればよいわけではないのです。

被爆者の朝長万左男氏が、原爆は国際法違反だ、と訴えていましたが、それを主張するのであればいかに被爆者の方でも

について指摘してからでなければなりません。

このような筋の通らない指摘を被爆者の方々が言うことだからと訂正しないで放置してきた、もしくは被爆者の方々の中で訂正することが出来なかった、ということが戦後の平和運動の矛盾であり、いまの「右傾化」の原因となっていることではないか。

国のフォローが足りないということについても語りつつ、原爆症の方々に対する差別に対して高橋源一郎氏は「風評被害」という言葉を使いましたが、間違った使われ方をしている時にそれと一色単にするような同じ言葉を使って良いのだろうか。

この人は明らかに出演機会が増えましたよね。メディアにとって都合のよい発言をする人なので。他にしっかり言う人がいる中でそのような人たちの出演機会をこの人間が奪っていくことに対して忸怩たる思いがあります

次は核兵器開発予算を増額し続けるオバマ政権について。
本当に佐藤栄作・金大中・オバマは並んでノーベル平和賞を返上するべきだと思います。

続いては日本にある核武装論についてで、長崎や広島の現実を知らない人が言うこと、若い政治家に多い、という話を。

日本で核武装を主張する代表的な論者は宮台真司氏や石原慎太郎氏ですが、彼らと接する時にメディアは核武装論者であることを片時も忘れるべきではないと考えます。

社会に核武装論者は意外と多く、そういう人間にメディアが知らせないうちに社会の重要な椅子が侵食されつつある現実が知られなければなりません。

あと、やっぱり若い人間には核武装論者が多い印象。今のシステムの下、生硬な思考の人間が量産されていることが影響していると考えます。