おまけ映像は1959年のチェコ・フィル初来日の模様。
伝わってくる観客と楽団との間の緊張感がすごく、演奏もそれに応えるもの。
クラシックが音楽として「生きていた」時代の記録、とも表現できるでしょう。
アンチェルはこうやってみると良い感じの指揮者。まだクナッパーツブッシュやワルター、シューリヒトが現役の頃で、この頃の指揮者は全体的にレヴェルが高いですね。
最近以前より良さそうな指揮者が増えてきたかなぁ、と思ってみていましたけど、この頃と比べるとまだまだですね。
歌劇「売られた花嫁」序曲の(これまたすごい題名ですよね)チェコ・フィルのアンサンブルは精妙で生動感にあふれたもの。エーリヒ・クライバーのような趣です。
弦の厚みで勝負するチェコ・フィル、というのも遡っていくともっと違う顔があったのかなぁ、などとも思わされました。
「新世界より」の第一楽章も引き締まった造形が印象に残りました。
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