最初の問題はモーツァルトから!こういう番組は最初に興味を持ってもらうためにランキングの下位に巨匠を配置するのが常道ですよね。
この薄いアンサンブルで、ソロならではの香りを感じさせるのはさすが葉加瀬太郎。
「フィガロの結婚」は貴族を風刺しフランス革命を後押しした曲なのだそう。モーツァルトって意外と政治的・思想的な人なんですよね。
そして葉加瀬氏が解説する後ろで流れている「フィガロの結婚序曲」はかなりのスローテンポ!これ、宇野功芳先生の演奏じゃないですか?
宇野先生の指揮した演奏は意外とテレビとか映画で使われていることが多いんですよ。おそらく使用料が安い。そして録音も新しくオーケストラはプロ。
それにこういう音響で使う人はかなりおかしな演奏だということに気が付かないのだと思う。ただ安いなと思うだけなのでしょう。
こうして日本国中に宇野先生の演奏がクラシックのスタンダードとして浸透していきます!
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