東京国立博物館 日タイ修好130周年記念特別展「タイ ~仏の国の輝き~」 後期 その8

美術

「法輪   1基 スパンブリー県ウートーン遺跡第11号仏塔跡出土 ドヴァーラヴァティー時代・7世紀 ウートーン国立博物館」は法輪!
私、法輪はかなり好きなんですよね。この転がっていきそうな動的な感じですとか。

次の法輪柱もそうですけど、仏の本質だけを取り出して抽象的に表しているような内面的深みが良いですよね。
光背だけを取り出した光背美術というか。

この丸いデザインは木では難しいでしょうね。この同時代南米では車輪が開発されていなかったんだな、なんていうことも思います。(ただ美術品には車輪をあしらったものがあるらしい)

上座部仏教(もしくはタイの仏教)自体がより仏像が作られる以前の仏教の感覚を保持しているのかもしれませんよね。それが美術的特性になっています。

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