ららら♪クラシック モーツァルト、夜の女王アリア/心変わりは突然に

音楽

は「魔笛」について。
初演はモーツァルトの奥さんの姉妹の長女ヨゼーファ。
コンスタンツェは三女です。

怒りが燃えているのに綺麗な音楽だね~、などと宇野功芳先生の解説を脇に置いて聴いていたのですが、非人間的な超絶技巧を駆使することによって怪物と化してしまった夜の女王の怒りを表しているとのこと。

今の作曲家だったら待ってましたとばかりに同じ意味で現代音楽の要素の入った曲をここに投入するでしょうけど、あくまで美しく感動させるのがモーツァルトでありこの時代です。

解説ではその変化のディティールを紹介。怒ってだんだん高音の連打の間隔が短くなっていくところであるとか、絆という言葉を口にしたとたん我に返って音程が低くなるところなど、実に細かく作りこんでいます。この繊細さこそがモーツァルトの真骨頂です。

石田衣良氏は怒りの表現の多彩さに感嘆。

地声と裏声が交互に出てくるところは歌手としてとても大変なのだそうです。

魔笛は欧米では子供向けの入門オペラとして親しまれているとのこと。フィガロとかの方が楽しさだけという点では子供向けかもしれませんけどちょっと教育的じゃないでしょうからね。

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