東京国立博物館 連携講演会「文徴明とその時代」

美術

この日はたまたま「連携講演会「文徴明とその時代」」が開催されていたので聴講。

文徴明は明末の蘇州の文人の領袖ドンという解説。53歳まで科挙の受験生をしていたのだが諦めて民間で活躍。
「若くして本格的な教養を身に着けたため、無味乾燥な受験勉強を嫌って落第を重ねた」とホームページにあります。

若いころに一流から受けた教育と長生きしたことが良かったらしい。

明が滅亡するときに明人が大挙して日本に押し寄せましたがその時にちょうど明で文徴明が流行っていたのでそのスタイルが日本に運び込まれて一気に拡散したとのこと。日本における影響も深い人です。

科挙に落ちたところでドーンという効果音をつけたり、鍋島稲子学芸員の飽きさせない工夫がおきゃんで良い感じです。

濃密な素晴らしい講演会で見事な作品の感動とともに一瞬で過ぎ去ってしまった感じです。

書の魅力文人画の魅力はやはり素晴らしい。良い書の端正な躍動感は味わい深いものです。
こんな地味で楽しい企画をやっているものだ、と思っていたのですが、今の時期にやっているのは春節を見込んでいたんでしょうね。春節にかこつけてこれからも良企画をたくさんやってもらいたいと思います(^_^)

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