東京国立博物館 日タイ修好130周年記念特別展「タイ ~仏の国の輝き~」 後期 その11

美術

「仏陀遊行像 1軀 スコータイ県シーサッチャナーライ郡ワット・サワンカラーム伝来 スコータイ時代・14~15世紀 サワンウォーラナーヨック国立博物館」は展覧会でも一押しの優品。

脚に張り付く布が石ではないかのような軽い質感で水のよう。

まさに動的な動いているポーズですが、こういうヴァリエーションは石で作る時の変化のなさを補う工夫なのかなという感じも。

神話に基づいていて天から降りてくるブッダを表しているのだそう。日本と比べるとインド・東南アジアの仏教説話は旧約聖書的だなと思いますね。
より神話が信仰と一体化している感じがありますね。

ある意味非神話的な色彩の強い禅が伝わっていないという違いもあるかもしれません。


逍遥しているような雰囲気の像です。

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