中核はビゲロー・コレクションであるとのこと。国貞が多いのは、江戸時代が終わってまだ間もない当時の日本での人気を反映しているからではないかとのこと。
漢字に現代語でルビを振ることによって(当時の黄表紙などに多い手法)解説に今風の雰囲気を出しています。
その中で「背徳」的な話を絵画化したと国芳について解説されていましたが、一方で曲亭馬琴とか儒教道徳的な話を書いたという解説が世間一般でなされているギャップに理不尽は感じます。
国芳を理解の入り口にこの一群の江戸文化の再評価につながっていけばよいと思っています。
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