は録画していてのですが生で途中から観ました。
「英雄ポロネーズ」を弾いていましたけど、以前より力強くなって、音が立体的になっていましたね。
しかし特徴的な音ですよね。
レコーディングでベルリンの伝説的な録音技師に、16分音符の表現がしっかりしていないと指摘されていましたけど、コロコロ流れていくようなところが特徴的で、音の粒立ちは犠牲になりがちなんですよね。
しかしそれを直した方が良いのかというと微妙なところ。
左手が弱いとも言われていましたけど、ベルリンは左手重視なのでしょう。
また、名門ホールのドアマンに、心が清らかになった、と感想をもらったそうですが、そういうキラキラした系統の音で、高音が高く聴こえがちなのも個性でしょう。
一番偉いと思うのは、辻井君はいろいろ動きますけど、これを周りの人がピシッとするように強制しなかったことです。これが彼ののびやかな個性と、才能の開花を確定させたといえます。
人格も素晴らしいですし、本当に良いピアニストです。
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