ヴィヴァルディ グローリア ニ長調 RV.589 パロット指揮

#その他音楽

ヴィヴァルディの音楽はフルーツに例えられる様な気がします。とにかく楽しくて垢抜けている感じです。宗教がかったがかった作品でもそれは同じで、つるっとマンゴーでも食べるような調子で聴き終わってしまいます。
パロットの指揮もベストフォームに近いのではないでしょうか。この指揮者は素晴らしいことも多いんですが、失敗するとペーター・マークの紛い物みたいな氏んだ感じの内容になってしまう事も少なくないんですよね。そんな中このCDは文句無く雄弁で、しかも弦も歌も何処を取っても美しい感じです。最初の独唱の透き通った美しなんかもまさにパロットならではです。
最近ルネサンス~バロックの作品を良く聴くんですが、ヴィヴァルディの存在はその時代中のメヌエットに相当するのではないでしょうか。現代でも一般的な人気が有るのはリフレッシュ的な効果が有るからだと思います。

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