衛星で放送されたのをみました。
まずはJ.S.バッハの「パルティータ第1番」だったんですが、ルバートを随所にかけていて、伸び縮みしていて船酔いしそうになりました(笑)J.S.バッハじゃなくてW.F.バッハの曲のようですねぇ。
私はもそっと自然なほうが好みですけど、ただ、やっぱり古い世代のチェンバロ演奏との違いは出ていると思います。個性のある人ではありますよね。ブラジル的とも言えるかも知れません。
ジークの速い中でも微妙にテンポが揺れています(笑)慣れれば船に揺られるのも、愉しいのかもしれません。
ソレールの曲は初めて聴きます。ロマンティックだな、と思って聴いていたんですけど、スペイン人でフラメンコの影響があるそうです。フィゲイレドのチェンバロは、根本的に舞曲風なのかもしれません。バッハで感じた不自然な感じも全く有りません。
「ソナタ ニ短調 R15」ではやりたい放題やっていて、「大坂城物語」の大坂城突撃シーンを思い起こさせる勢いで、私が聴いたことがあるチェンバロ演奏で、最も情熱的なものの一つでした。
ハイドンも肩肘を張らずに弾き飛ばしている所が、良い感じです。
身のこなしもしなやか。注目すべき奔放なブラジリアンだと思います。
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