庄司 紗矢香 ピアノ:イタマール・ゴラン ショスタコーヴィチ バイオリン・ソナタ 作品134 から 第1楽章, 第3楽章他

#その他音楽

衛星での放送です。
弾く前のスタンバイしている姿を見るだけで感動してしまいます。勿論私が信者だからではあるんですが、この気品はそれだけでもないと思います。
ハスキルなんかを聴いていても思うんですが、凄く良いと細かく言及する気が起きないんですよね。荘重で深く、神というほかはありません。

話が逸れますが、神という言葉は昔は「人ならぬ力を持ったもの」に対して使われていたと、民俗系の本で読んだ事があります。そう考えれば蛙とか横綱が神様なのも肯けます。
最近の若者言葉の「神」は文明開化以降、微妙に意味が変化した言葉が本卦帰りしているんだと思っています。そしてこの微妙な言葉の意味の揺れが、昨今の横綱に纏わる問題にけっこう影響していると思うんです。

なにはともあれ、庄司さんも本当に人ならぬ演奏で、彼女は音符を弾いていない、という位のことしかいえません。音符を内的に消化し尽くそうとする、音楽家の姿がここにあります。
ショスタコーヴィチの抽象的で晦渋でもない世界は、庄司さんの最高のフィールドの一つなのかもしれませんね。
とにかく静謐な空間を作ることにかけては無類で、強いパッションを秘めた、静寂の音楽家、といいたいです。
ピアノのゴランも凄い表情で弾いているし、音楽も凄いです(笑)
シューマンのロマンスも最高です。シューマンってこんな凄い作曲家だったのかと思わせる位の、ニュアンス豊かな優しさがあります。

番組後半のホーネックのヴァイオリンはリヒャルト・シュトラウスを、レガートを多目に(多分)メロディアスに弾いていて、こういうのも中々。ピアノ共々、強音も圭角が丸い感じで、上品ですねぇ。

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