東京国立博物館 平常展

#その他芸術、アート

行って参りました。国立博物館は樹木の雰囲気も良いですよね。表慶館が半分木に隠れている所ですとか、おもむき深いですよね。

とはいえ、前に最初に本館を観たときはあまり良い雰囲気がしなかったのですが、それも理のあったことだったようで、日本の帝国主義の時代を象徴する帝冠様式という様式で建てられているのだそうです。
最近相撲ですとか、歌舞伎ですとか、普照寺じゃなくて、不祥事が色々と出ていますけど、興行の建物にキッチュでマッチョな帝冠様式(っぽい感じ)を採用していることと無関係ではないと思います。自然に内側もキッチュでマッチョになってしまうのではないでしょうか。
国立博物館は仕方が無いですけど、歌舞伎座ですとか、相撲ですとか、建て直すときはもう少し庶民的なつくりにするのが良いのではないでしょうか。

この頃の本館の仏像コーナーは改修中。平常展をパワーアップさせるそうで、動きが早いですよね。

中国絵画は東京国立博物館の得意技の一つ。
「草虫図」は蝶がひらひら飛んでいて「幸せが祝う意味が充満している」という、そのものの絵。中国風の巨大な絵が多い中で、東山御物の伝馬麟筆の「梅花双雀図」は日本画風の小粋な雀の絵。

縄文土器の火焔土器は相変わらず凄い造形ですが、これが壊れないで残っていた、というのも凄いですよね。

毘沙門天立像は完璧な完成度を誇る作品で、毘沙門天としては直立気味の作風の中に、威風堂々としたものが薫ります。

肖像画では初代薩摩藩主の「島津忠恒肖像」が、普通ですけど、大事にされた掛け軸なんだろうなぁ、と言う雰囲気が充満していました。

松平不昧公ものが揃っていて、点額の芸術性は瀟洒で素晴らしいの一言。魯山人から芸術としての点額は始まる、なんていう話も聞きましたけど、さわやかさではこちらのほうが上ですね(^_^;)

窪俊満の紅嫌いは、紅を効果的に使うので、むしろ紅好きではないかと(笑)
他にも珍しい物があって、鳥居清長の正業の歌舞伎の看板絵ですとか、北斎の扇面散らし図が豪壮、しんしんとした作品でインパクトがありました。

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