新橋演舞場 六月大歌舞伎 6月23日夜の部

なでしこジャパン勝ちましたね!
前進力が素晴らしいですし、相手選手に素早く身を寄せる動きに、快感がありましたね。
原発報道は特集の枠を削って、しっかり正面から取り上げれば良いわけで、しばらくは祝っていたい気分ですね。

原発というのはいわばキッチュでマッチョで非常に悪い意味で男性的ですから、女子が活躍するというのは、これ以上無い瑞祥なのではないでしょうか。金で無理矢理地域の特性を変えて発電所を作る原子力発電ではなく、消費電力や、地域の特性に合わせる自然エネルギーの質の高い柔弱さを思わせます。

しかしやはり比べてしまうのは選手たちの収入と、原子力村のそれでしょう。スポーツ界全体の待遇改善、というのも必要ですけど、世界的実績より利権へのぶら下がりが儲かる(断定的推測)構図がおかしいわけで、ここを是正すれば日本の活力も勝手に戻ってくるのではないかと思います。

それにしても産業界は電力が足りないから海外に移るといっていますけど、彼らは電力が足りているという事を知っているんだと思うんですよね。それでも移るのは今なら理由をつけて堂々と移転できるからで、そこの理由付けと本心の乖離を衝くのがジャーナリストじゃないかと思うのですけど、そういう事をなさっている方は知らないですねぇ。

券が当ったので行って参りました。

直前では近くの銀河プラザで色々試食。くるみゆべしおいしいです。
帰りに買って帰ろうと思ったのですが、営業時間を過ぎてしまって、買えずじまいでした(^_^;)

しかし、ただの券とはいえ、花道しかみえない席で、身を乗り出しても舞台の半分をみるのが精々でした。

というわけで特に「二、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」は誰がなにをやっているのか、良く分からなかったので感想を割合。
仁左衛門っぽい人も中々雰囲気が良かったですけど、今回と比べても前回は疲れ気味だったのかもしれません。

「一、吹雪峠(ふぶきとうげ)」は解りやすい作品。

「三、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」はなかなかの運動量で、結構大変なものです。染五郎さんは少し浮ついた感じの役が映えますね。
時蔵さんと二人のすったもんだ劇なのですが、その間に、舞台の回りを何気無い日常が通り過ぎていくのが、時間の流れの対比をみせて妙です。
途中では泥まみれになり、前回の「染模様恩愛御書細川の血達磨(そめもようちゅうぎのごしゅいん)」に近い感じの動きの激しさがありました。多分ご本人達の工夫もあるのでしょうねぇ?

前回は火達磨になっていましたけど、そういう身体的な変化はみている方にもインパクトがあるものです。
最後の全身はだけて刺青?で覆った感じで跳ね回るのも、なかなか躍動感があって良かったのではないでしょうか。

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