東京国立博物館 日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展「書聖 王羲之」後期 その2

#その他芸術、アート

PM2.5に関心がある人は放射能に関心が無い傾向があるらしく、放射能に興味がある人はPM2.5に興味が無いのだそうです。
テレビの誘導に関係なく事物の重要性を見極められるかられないかの差といって良いと思います。

しかし日曜の砂煙は物凄かったです。だれもが黄砂だと思ったと思うんですけど、私も含めてミスリードされているのかもしれませんね。
13日の風もまさに台風並みでした。これなら桶屋も儲かるかもしれないと思いました。

3月7日の玉川さんのそもそも総研ではTPPをやっていて、医療分野など、テレビ・新聞など以外で主に心配されている論点をテレビで。

賛成派は日本の交渉力に期待したり病院を株式会社化してもなし崩しにならないといったことをいっていて、これまでの交渉の経緯などから言っても日本の底力からに期待といった文脈は成り立たないと思います。玉川さんはTPP賛成なのか反対なのか、といわれて、どちらもわかる、といっていましたけど、実際の選挙の時は票を入れなくてはいけないわけで、それであれば恐らく反対に入れるのでしょう。

どちらが良いか意見がない訳ではないのでしょうが、恐らくテレビの都合上いえないということで、海外では芸能人でも自由に自分で政策の支持不支持を表明しているのに、現代日本では記者すら自分の意見をいえないのかと思います。

議論しなくちゃいけなかったのに矮小化した話で聖域があれば良いとかいって今日まで来てしまった、ということをいっていましたけど、農業に絞った(議論)報道をまどろっこしくいったものでしょう。

こういった表現が限界なのでしょうけど、まどろっこしいなぁとおもうと同時に一々そういった表現をしなければいけないテレビの状況を非常に疑問に思います。

3月7日のTBSの午後6時5分のファミリーマートの給料アップのニュースでは、アルバイト店員らしき人を映していましたけど、恐らく関係ないのではないかと思います。

3月7日のデイキャッチで山田五郎さんがいうのには、石巻に行って来たとのことで、復興にはまだ遠そうであるとのこと。一方で仙台の繁華街はとても賑わっているらしく、水商売系の人が東京から集まってきているぐらいなのだそう。復興に使われるのではなくて、中抜きされて違う所にお金が流れているのではないかと感じたのだそうでした。

3月8日のモーニングバードの特集では陸前高田の78歳の農家の佐藤直志さんをやっていましたけど、やはり津波がもう一度来る所に建てるのでは子孫は気が気でないと思います。「これが東北なんだな」とコメンテーターの吉永みち子さんが言っていましたけど、やはり一番に指摘するべきは行政の無策でしょう。

もっと計画的に、ここら辺の土地を持っていた人はこちらの土地に来てください、とか、予算を投じて計画的にやるべきです。78歳の人が方向転換するのは容易ではなく、行政はその転換をスムーズにできるように手助けをせねばならないのです。

スタジオでは、1歩助ければ3歩も進む所がたくさんあるのに、国の手助けが無い、ということをいっていて、本当にそのことは深刻だと思います。必要な所をアンテナでキャッチしてそれにあわせるべきですが、そういった能力にかけているのに加え、そもそも地元の人のために何かをやるという感覚を持ち合わせていないのでしょう。

ほっとアジアの「笑いは国境を越える~パペット落語 落語家 笑福亭鶴笑さん」の回では、イラクの難民キャンプにいったら帰れといわれた、ということをいっていましたけど、イラク戦争を支援したことがここらへんにも表れているのでしょう。
さらっと流しましたけど、番組でもこういったところをもっと掘り下げるべきだったと思います。

3月9日の朝日新聞の「NHKスペシャル 福島のいまを知っていますか」の試写室には「あの春からまだたった2年だ。なのに、表題の問を発しなければならないこの国の現実が恐ろしい。」とありますけど、いわずもがな、このようにさらっと振り返られるメディアが恐ろしいです。

メルトダウン隠しに始まって、政府から広告代理店を通した「食べて応援キャンペーン」や広域処理のキャンペーンで実害から目をそらさせ、原発に声を上げるデモがあっても取り上げず、4号炉の危険性にも触れずに観光の「風評被害」を強調して東電の補償費用を節約させようとしてきました。

棄民状態と専門家にいわれる避難者の現状を伝える報道は余りにも少なく、仮の街を作るなど、東電がしっかりと支援するべきだという主張は絶対といえるほどしません。

偽りの電力危機や貿易赤字や経済が衰退するといった脅迫や値上げの脅迫を持ち出しては原発の必要性を強調するばかり。

「第1原発事故:福島県が放射線データ消去 緊急測定半年後」(http://mainichi.jp/select/news/20130309k0000m040147000c.html)といったニュースも私もテレビではみません。福島から意図的に目をそらしていると思います。

列挙するのもいつまで時間がかかってしまうのかわかりませんが、広告費や旅行による拝金主義で、福島の現状を隠蔽してひたすら目をそらそうとして来たのはメディアなのです。

そこの認識からはじめないと何も始まらないのですが、いまの仕組み・現状では極めて高いハードルとしかいえないでしょう。

福島の特番が続いていますけど、福島は選挙でも自民党を選びましたし、被害者の方々、といった一面的な見方だけでは正しい教訓は出てこないのも確かでしょう。

誘致した人達には反対派を弾圧した人達もいたわけで、そういう人達はそういう人達に対して、どう思っているのか。事故が起きてからその気持ちや考えはどのように変化したのか、というようなことも取材して欲しいと思います。

今も原発を建てるか建てないかでもめている地域がありますが、そういったことから正しい教訓を引き出すことで、そういった自治体にとって正しい決断をする後押しになるだろうと思います。

Nスペの「西田敏之が行く福島」ですとか、興味深かったんですけど、それでも奇麗事で終始しているなという感じがします。

あとやはり堤防についての情報が出てこないんですよね。設計した人達はどれくらいの津波に耐えられると思っていたのか。もしくは想定より脆かったのかということも知りたいです。

計画停電が本当に必要だったのかという検証もありません。
地熱などすぐやろうと思えば出来るはずなのにまるで前進しているという話を聞きません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました