太田記念美術館 江戸の女子力-ファッション・メイク・習い事 その1

#その他芸術、アート

4月19日の天声人語は少子化問題に触れていて「世界の趨勢」という結論で〆ていましたが、それに抗ってフランスの出生率が上がっているので話題になっているのであって、政府に対して採るべき対策を採ることも促さずに「趨勢」で済ませてしまうのは、事実でない可能性が高いですし、報道機関としておかしいと思います。

4月19日のテレ朝の午後5時20分ごろのニュースでは安倍の政権の女性の育休の政策についてやっていましたけど、これでは女性の育児負担が増すばかりで余計に雇い辛くなるでしょう。男性にも育休を義務づけるのが本来とるべき本筋の政策だと思います。

萩谷順さんは、女性がいくらでも子供をおんぶできる、などといっていましたけど、それで女性は輝くのでしょうか。政府の言い分をそのまま垂れ流しただけのニュースになっていますが、女性のスタッフがいて腹が立ったりしないのでしょうか。

その昔、山本夏彦という人がいて、女性から参政権を取り上げろと気炎を上げていたのですが、その対談相手になって話をひたすら肯いて聞いていた女性には、読者から優秀であるとのお便りがたくさん届いたとのこと。山本夏彦はもちろん良くないのですけど、もっと良くないのはこのひたすら肯いて聞いていただけの女性だと思います。とても悪い形で男性社会で生きる術を身に付けてしまったのではないでしょうか。

女性の敵は女性とはよく言ったものですが、こういったニュースでも女性であるという立場を基にして、スタッフには主張するべき事を主張してもらいたいもの。

Jチャンネルに戻って、コメンテーターの萩谷さんは、もっと凄いことが待っているんですよ、とニヤニヤしながら話していましたけど、気持悪かったです。本来はしっかり監視するべきはずの相手から酒席ででも教えてもらったのでしょうか。

当然ながら夜の報ステでは懐疑的なニュアンスで伝えていましたね。そもそもテレビ局自体がたとえば3年育休を取ったアナウンサー、とはいわず職員を再雇用したことがあるでしょうかね?

浜さんは相変わらず歯切れがよくて、内容も穏当で概ね同意できるもの。しかし古舘さんが、座して死を待つよりは~と言っていましたけど、強力な展開に欠けるのが非常に難点だと思います。

このまえ「オイコノミア」でミルの定常状態をやっていましたけど、あれはすでに勢いが衰えつつあった大英帝国のいい訳に過ぎないと思うんですよね。実際は前進に前進を重ねないと生き残ることすらも難しいです。
ヴィクトリア朝のウィキペディアにも設備の更新が遅れてアメリカに遅れをとった、とありますが、悪い意味で定常状態を肯定してしまったから、ともいえるのではないでしょうか。

少なくとも、例えば電波利権や発送電分離に象徴される合理化を進めた上で、やりきってもなお静止していた、という場合があったらはじめてそのときに使われることが許される言葉でしょう。

4月22日の朝9時8分ごろのモーニングバードではこの女性の育休について話していましたけど、男についての話題は無し。
自民党の3歳までは女性が子供の面倒を見るべきだ、という価値観にもとづいて作られたものらしく、逆に女性に育児への負担を押し付けるものではないかという議論が必要です。例えばこのときスタジオに出演されていた方々にも、3年休むと忘れられてシビアな状態に陥る人がいるのではないでしょうか。

TBSの報道特集は一つ目は水俣病で、石牟礼道子さんが出演されていて、国はピラミッドの頂点の重病人だけを拾い上げた。今回の判決を幕引きの道具にさせてはいけない。福島で国はまったく同じ事をやっている、とのこと。

二つ目は就職活動で、リーマンショック後に就活自殺が3倍に増えたとやっていましたけど、これは端的にウォール街の一部の人の責任です。オバマは本来は責任を問うべきだったのですが、ウォール街から資金提供を受けており、責任を問うことはしませんでした。

ボストンの事件はとても痛ましいものでした。
ただ捕まったことに歓呼をあげる市民や、捕まえた警察の高ぶったコメントなど、やはりおかしいものを感じます。

通例的に解釈すれば、善悪二元論にもとづいて悪を捕らえたという感覚なのでしょうけど、そういう感覚で次のテロを防げるものなのか――――――。

これはキリスト教的な価値観とも言われますけど、インディアンに対してを初め常に戦って取ってきた(奪ってきた)アメリカ(及び欧州)の建国の過程とも関係しているように思います。実際の善悪はともかくとして、敵味方に分けた上で戦って勝つしかないという感覚なのではないでしょうか。

その容疑者が捕まる直前にオバマ大統領が、我々はテロに屈しない、といっていましたけど、屈しないという対処の仕方で本当にテロがなくなって、原因が根治するのでしょうか。

テロリストと交渉しないといっておきながら一番交渉するのはアメリカだという話もありますので表面的な声明と実態には隔たりがあるのかもしれませんが。

また、人の死というのは厳粛なものです。いくら捕まったからといって日本では歓呼の声は上がらないでしょう。

犯罪を犯すということは悲しむべきことです。何故そのような事をするようになってしまったのか。こういった感覚は、怨親平等に基づいた日本に特殊なものなのでしょうか。

警察を称えているのかもしれませんが少なくともそれだけではないしょう。自分とは関係のない世界のことだ、という扱いで声を上げているように思います。

サンデーモーニングでは佐高信が徴兵から三國連太郎が逃げたということをいっていて、年上の女性と逃げたのが三國連太郎らしい、といっていましたけど、あの年で年下と逃げたらおかしいと思います。らしい、が違う所にかかっているのかも知れませんけど。

続けてサッチャーの葬式のニュースをやっていましたけど、アルゼンチンはもちろんドイツも参列者を送っていません。ドイツの場合は、東西が統合するとドイツが強くなって困るので茶々を入れようとしたのだ、とラジオで言っていました。

どこの国が出なくて、それはどのような確執があったからだという事を伝えるのがニュースというものではないか。特にサンデーモーニングのような番組は必ずやらなければいけないのではないでしょうか。

そういうのを見ると、意思表示をして良いんだ、と思うんですよね。国として意思表示をしていくということが大切であると。
対米追従といいますけど、追従という以前に、国として意見を持ってはいけないかのような感覚に日本が陥っているのがさらに深い本質だと思います。
そういうタヴー意識は大手メディアにもあるのでしょう。そういったことに気付かせないように、大手メディアのニュースも組み立てられていると思います。

サッチャーは日本のテレビではほとんど賛美一色といって良いと思うんですけど、本来はかなり問題の多い人で、マイナス面の分析が欠かせません。

「風をよむ」は核拡散を扱っていたみたいですけど、核被害や危機をさらっと振り返っただけで、アメリカはたくさん出てくるのにイスラエルには言及されないような、相変わらず底の浅い特集だったと思います。

寺島実郎三井物産戦略研究所所長は思い知らせてやる云々といっていて、恐らく北朝鮮のことでしょう。暴れているだけなのですから放って置くのが一番です。こういう生硬な認識は危なく、危機や外交的な不利益を招くでしょう。石原外交が良い例ですよね。しかしメディアは貿易赤字のニュースで対アジア貿易の不振について言及しますが、石原不況についてはまったく触れません。右寄りの人間は批判しないで避けて通るようなやり方が蔓延していると思います。

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