はイギリス南西部でヨークシャーからはかなり遠く、ほとんど別物といって良い蒼々とした豊かさ。
ここでああいう事件が起こる感じはなく、物語は舞台設定も大切だなぁ、と感じました。
時代遅れの村であったことを逆手に、昔の営みを保存しようとして発展してきた地域。
アーツ&クラフツ運動をもとに展開してきたらしく、この運動の主唱者のウィリアム・モリスは最初期の共産主義者として有名です。
自給自足の営みというのは、共産主義と関係があることがあるんだなぁ、と思いました。
だから悪いというのではなく、政府単位では共産主義はスターリニズムやマオイズムに傾斜していきましたが、文化として咲いた美しい流れもあったということでしょう。
また、共産というとかつての日本では革新のイメージが強いですけど、このようにある意味保守的に作用することがある点も、見逃せない所でしょう。
養蜂が楽しそうで印象的でした。
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